旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
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駅前温泉

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町) ※2025/4/17オープン

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)わたらせ渓谷鐵道は渡良瀬川に沿って群馬県桐生駅と栃木県間藤駅を結ぶ。かつては国鉄足尾線と言い、足尾銅山の貨物輸送がメインであった。桐生駅から数えて8つ目の水沼駅には、ホームに面して水沼温泉センターせせらぎの湯があったが、一昨年7月末より休館。これをリニューアルして今年4/17にオープンしたのが、「駅の天然温泉 水沼の湯」だ。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)築地銀だこの運営会社が手掛けており、渡良瀬川の対岸ではグランピングリゾート施設「サウナの森 水沼ヴィレッジ」を先行して営業している。桐生市にはたこ焼き工場もあって、地域にはゆかりが深い。入館料のほか、追加料金で大露天風呂が利用でき、館内着とバスタオル、持ち帰り可能なフェイスタオルが付く。平日だと合計1,950円となり、群馬県の相場からすると高く感じてしまうが、せっかく訪ねたならばのんびり満喫したい。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)水沼駅を発着する列車は往復22本。ほか週末などにはトロッコ列車も走る。水沼駅の利用客は1日100人をゆうに下回っており、水沼の湯に来店する客も車が殆どなのだろう。上り線ホームに温泉施設のエントランスを設けているが、入場券は必要なく、そのまま跨線橋を渡って入館する。そんなのどかな環境ながらも、受付を済ませてからは自動改札で入場する。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)浴室には一列に並ぶ洗い場、窓に面して大きな内風呂があって、明るく広々としている。追加料金を支払わずとも浴室には露天風呂を備えており、ただしこちらはこじんまりとしている。温泉は内風呂が無色透明、露天はかけ流しで笹濁り。露天にはサウナ小屋と小さな水風呂、外気浴用のデッキチェアが並ぶ。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)サウナは3段9名ほどの広さで、タワー型のヒーターでセルフロウリュも楽しめる。また、スタッフによる熱波イベントも開催しており、ラドル1杯ごとに大きなうちわでゆっくり扇ぐ。ラストの3杯目はさすがの熱さ。水風呂は地下水を使用しており、火照った身体をじっくりと冷やす。(露天スペースとサウナの写真は公式サイトより転載)

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)館内着に袖を通し、館内を散策。入館料にはドリンク1杯の無料サービスが含まれており、追加料金でオロポやアルコールも。カフェスペースにて提供している。リクライニングシートや琉球畳、屋外テラスなどコンセプトの異なる空間が区画され、どれも洗練されて居心地が良い。館内のいちばん奥には大露天風呂があり、ゆったりとした岩風呂を設けている。こちらも無色透明。ぬるめの湯に浸かりながら、正面の山並みを眺める。また、タイミングが良いと到着した列車の音を聞く。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)以前は駅直結の珍しさだけが知られていたが、リニューアルによって温泉好きだけでなく、サウナ好きも楽しめる施設として生まれ変わった。また、時間と空間を楽しむ施設として、目的地としての魅力も加わった。今回は利用しなかったが、館内にはレストランも併設しており、上州名物のすき焼きや郷土料理が味わえる。都内からでもを朝早く出発すれば、日帰りでものんびり滞在可能。車なら足を伸ばして足尾銅山を観光したり、日光へと抜けるドライブもおすすめだ。

駅の天然温泉 水沼の湯(群馬県桐生市黒保根町)

駅の天然温泉 水沼の湯
源泉/猿川温泉(ナトリウム・カルシウム―塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉)
住所/群馬県桐生市黒保根町水沼120-1 [地図]
電話/0277-46-9071
交通/わたらせ渓谷鐵道水沼駅直結
     国道122号線「水沼駅入口」至近
     水沼駅前とくろほね大橋側に無料駐車場あり
料金/(平日)大人1,350円、小学生以下600円、5歳以下無料
     (休日)大人1,550円、小学生以下700円、5歳以下無料
     木もれび庵大露天風呂は別途平日600円・休日800円
時間/9:00〜21:00

蒲田黒湯温泉 ホテル末広(東京都大田区西蒲田) ※2018/12/30閉館

蒲田黒湯温泉 ホテル末広(東京都大田区西蒲田)蒲田といえば黒湯だが、これを「Black Spa」と名付ける、ありそうで無かった発想。蒲田駅南口を降りてすぐ。昭和の趣きを色濃く残す外観にして、空港の玄関口としての土地柄、外国人観光客の利用も多いのだろう。パンフレットの裏面はしっかりと英語表記。チープでファンタスティックなスパホテルを体験してもらえたら何よりだ。

蒲田黒湯温泉 ホテル末広(東京都大田区西蒲田)フロントには穏やかな初老の男性。想像通りで安心する。入浴料金を支払って、タオル大小とロッカーの鍵を受け取る。浴室はすぐ隣にあって、狭い空間ではあるがカラン6つに立ちシャワー、そして3帖ほどの大きさの湯船。透明感の全くない、文字通りの黒湯。約42℃で沸かしており(湧出温度17.6℃)、滑らかな肌ざわりが素晴らしい。

FC3EE5BE-3BA3-4045-B57E-6ED5E139B5F5サウナはベンチ3段、定員5人程度の狭さ。湯船にさっと浸かっておくのは正解だった。ストーブは威力をあまり発揮せず、なんだかぬるい。温度計を見れば78℃で途方に暮れるが、せっかく来たからと二度目に入った時には82℃と及第点。そもそも水風呂がないのだし、熱さを求める声がないのかも。浴室の隅には椅子2脚を置いた小空間もあって、小石が敷き詰められ、少しむわっとする。どうやらスチームサウナのつもりらしい。ちなみに、サウナは男湯のみ。

温泉とサウナだけでは90分を持て余すし、蒲田駅周辺には温泉銭湯もいくつかある。タオル付きとはいえ1,100円は微妙な金額だが、黒湯とともにノスタルジックな雰囲気に浸れると思えば、これもまた都内においては貴重な体験。そしてこのホテル末広、昭和21年開業と古い歴史を持つが、今年いっぱいでの閉館を予定しており、タイムリミットはあと2週間だ。

蒲田黒湯温泉 ホテル末広(東京都大田区西蒲田)

蒲田黒湯温泉 ホテル末広
源泉/蒲田黒湯温泉(ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉)
住所/東京都大田区西蒲田8-1-5 [地図]
電話/03-3734-6561
交通/JR京浜東北線・東急大井町線・多摩川線 蒲田駅南口より徒歩1分
     京急蒲田駅より徒歩13分
料金/1,100円(90分)
時間/日帰り入浴は6:00〜9:00・12:00〜24:00

閉館のお知らせ閉館のお知らせ(公式サイトより
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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