旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
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行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

湯河原温泉

Gensen Cafe -The Ryokan Tokyo YUGAWARA(湯河原町宮上) ※2017/2/24オープン

 Gensen Cafe <The Ryokan Tokyo YUGAWARA>(湯河原町宮上)外国人観光客をいかにして獲得するか、観光地や諸施設の課題なのかもしれない。湯河原の温泉街から外れた一軒宿でも、外国人受けするコンセプトならば話題にもなるし、自ずと日本人も引き寄せられる。コテコテともいえる日本観を詰め込んだ「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」は開業1周年を迎え、このたび2/24に館内に「Gensen Cafe 」をオープンさせた。「人をダメにする温泉カフェ」のキャッチコピーのもと、温泉入浴とカフェの利用をセットにした「手ぶらdeほっこりパック」は2,000円(オープニングキャンペーン1,500円〜3/31まで)。

 Gensen Cafe <The Ryokan Tokyo YUGAWARA>(湯河原町宮上)湯河原温泉も広範囲に旅館が点在するとはいえ、The Ryokan Tokyoがあるのは高台の若草山分譲地内。観光客とは無縁の生活居住地だ。駐車場は宿泊客限定のため、観光会館や万葉公園のある藤木橋から道を分かれ、急坂を北へと歩いて上るが、かなり息が切れる。街灯は殆どなく、夜は真っ暗なので注意されたし。

伏見稲荷の鳥居を模したエントランスゲート、枯山水の庭園、漢字一文字ずつ入った提灯を竿燈に見立て、強烈なインパクトを放つ。フロントでは「ほっこりパック」の受付はカフェでと告げられたが、カフェではフロントでお待ちくださいと言う。いきなりたらい回しにされ、説明も何もなく待たされることしばし。若いスタッフばかりで、オペレーションなど改善すべき点は多々あると感じた。

Gensen Cafe <The Ryokan Tokyo YUGAWARA>(湯河原町宮上)浴衣か作務衣かを選び、タオルと一緒にバッグに入れて手渡される。浴室は階段を下る。扉を開けて気付いた。企業保養所のリノベーションだと。湯船1つにカラン6つ。窓の外に植栽の緑を半分、空を半分眺め、壁一面には桜咲く富士山。かけ流しの温泉はぬるめだと感じたが、じんわりと温まる。(写真はThe Ryokan Tokyo YUGAWARA公式サイトより転載)

Gensen Cafe <The Ryokan Tokyo YUGAWARA>(湯河原町宮上)カフェは少人数スペースを基本として衝立で仕切られており、丸いちゃぶ台、そしてヨギボー。人をダメにするソファ、快適で動けなくなるソファとのこと。確かに沈み込みが大きく、座るのか寝るのか不思議な感覚ではある。ほっこりパックにはドリンク代が含まれており、カウンターで注文する。スタッフの接客で感心したのは、3種類あるコーヒーの説明だ。小田原のアメイズコーヒーより豆を取り寄せているという。軽食も注文することができ、17時以降はバータイムとなる。外国人はもとより、若い女子が好みそうな空間だ。湯河原はちょっと遠いが、未体験の寛ぎが得られることだろう。



The Ryokan Tokyo YUGAWARA

Gensen Cafe
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/足柄下郡湯河原町宮上742 The Ryokan Tokyo YUGAWARA [地図]
電話/0465-63-3498
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス10分「藤木橋」停徒歩10分
     県道72号線「藤木橋」より約500m
     ※駐車場は宿泊客限定のため藤木橋付近のコインパーキング利用
料金/手ぶらdeほっこりパック2,000円
     (オープニングキャンペーン1,500円〜3/31まで)
時間/(月〜木)14:00〜22:00、(金)14:00〜23:30
     (土日祝)10:00〜23:30、年中無休

大滝ホテル(湯河原町宮上)

不動滝(湯河原)湯河原梅林はいま7分咲きで、今週末には見頃のピークを迎えるのだろう。開花情報については湯河原町観光協会「Web湯河原」などで確認していただくとして、湯河原といえば温泉である。今回訪ねたのは不動滝のすぐちかくにある大滝ホテル。不動滝は落差15mで、湯河原五大滝のひとつ(ほかは白雲の滝、清水の滝、五段の滝、だるま滝)。「湯かけまつり」(今年は5/28(土)開催)のスタート地点でもある。出世不動尊と出世大黒尊もあったのでお参りし、大滝ホテルで日帰り入浴。

大滝ホテル(湯河原町宮上)大広間や会議室なども備えた200名収容のホテルで、水着を着用の温泉プールや屋上野天風呂もあるが、日帰り入浴客の利用は5階の大浴場と露天風呂のみ。滝の湯、蛍の湯の2つの浴室は早朝をもって男女入れ替えとなり、この日は男湯が蛍の湯。脱衣所では籠を利用するが、貴重品が心配ならリターン式ではないロッカーを使用する。なお、タオルは持参のこと。

大滝ホテル(湯河原町宮上)浴室内、露天風呂とも湯船1つずつ。露天風呂からは道路を挟んで向こう側の山並みを眺める。敷地内に源泉3本を有し、道路端の1号源泉に添えられた由来碑によれば、地下350mより湧出し、毎分約150リットルで泉温106℃とのこと。パンフレットによれば地下600mより湧出し、毎分約300リットルで湧出口88.9℃とのこと。いずれにしても高温のため加水し、循環式ながら豊富にあふれさせている。

源泉について言えば、由来碑には「長年苦心研究の末堀当てた霊泉」とあるのに、パンフレットには「温泉発掘を試みると、瞬く間に湯が湧きだしました」。湯河原らしく湯が優しく、よく温まる温泉だ。

大滝ホテル(湯河原町宮上)

大滝ホテル
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/足柄下郡湯河原町宮上750-1 [地図]
電話/0465-62-7111
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス15分「不動滝」停徒歩1分
     湯河原駅前より県道75号線で約3.9km
料金/1,000円(小学生以上)
時間/日帰り入浴は14:00〜18:00(最終入館17:00)

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)湯河原町は神奈川県のもっとも西に位置し、温泉街は千歳川沿いに開けている。そして千歳川こそが静岡県との県境をなし、一部は熱海市に宿を構えている。ニューウェルシティ湯河原も住所は熱海市泉。バス通りから専用の橋を渡るが、橋の真ん中にはご丁寧にも県境の線が引かれていた。ここはかつて社会保険庁の負の遺産・厚生年金会館だったが、民間移譲してリニューアルしたのち、昨年8月にホテルに併設して日帰り温泉施設「いずみの湯」がオープンした。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)路線バスでの訪問ならばホテルの正面玄関から入館すればよいが、日帰り客の駐車場はホテルの裏手にあって、そこには専用の玄関(通用口と言うべきか)を設けている。いずれの場合もフロントに立ち寄って入館料を支払い、バーコード付きのリストバンドを受け取る。それゆえ車で訪れた客は、館内を行ったり来たりするのが意外と面倒だが、建物の構造上やむを得ない。ちなみにいずみの湯があるのは別館で、定礎板には万葉倶楽部設計事務所の名が記されていた。帰宅後にホームページをチェックしてみたら、やはりと言うべきか万葉倶楽部グループに名をつらねていた。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)脱衣所のロッカーは好きな箇所を使う。履いてきたスリッパもロッカーの中に仕舞う。こういった点で要所要所が不案内な気もしたが、そもそもがホテル併設の施設だし、オープンから半年余りとあらばこんなものかと思う。

脱衣所からは浴室、露天風呂の双方に出入りできる。浴室内の内風呂はタイル張りで6帖大といったところ。通路を隔てて露天風呂を眺める。その奥には個別ブース型の洗い場、そしてトイレもある。室内はモノトーンの内装で、屋根は梁を見せた造り。

露天風呂は岩風呂、水風呂、石風呂の3つ。岩風呂はゆったりとした広さで、一角にはジャグジーを備え、また一部を仕切って水風呂としている。しかし内風呂も岩風呂も加水かつ循環式。唯一の源泉かけ流しが石風呂で、八角形の湯船。そのわきにはデッキもあるが、これから暖かくなる季節には活用の価値大であろう。ドライサウナは利用者が少ないせいか、室内にはヒノキの香りが漂っていた。じっくり汗を流し、冷たい水風呂と交互浴で気分爽快。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯(静岡県熱海市泉)

無料休憩室はフロントの向かいにある。「憩い処」では軽食も注文できる。「天照の間」は畳敷きの広間だが、客の少ない平日とあってパーテーションで狭められていた。別途300円で浴衣を借りればリラックスルームを利用できる。テレビ付きリクライニングシートが並び、翌朝まで滞在するならぜひとも利用すべし。その際は深夜料金も加算されるが、合計で2,800円とあらば格安。湯河原観光のみならず、箱根や伊豆の出発点として利用するのもよいだろう。

ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/静岡県熱海市泉107 [地図
電話/0465-63-3721
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス7分「理想郷」停徒歩1分
     無料シャトルバスあり(1日8便)
     国道135号線「千歳橋」交差点より約2.8km
     ※いずみの湯利用者専用の駐車場127台分あり(5時間まで無料)
料金/大人1,000円、子供500円(小学生)、幼児400円(3歳以上)、3歳未満無料
     ※24:00以降は追加1,500円
時間/11:00〜翌9:00、年中無休

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シダトモヒロ

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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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