浴室は6帖ほどの湯船に、カランが左右の壁際に4つずつ。いたってシンプルなつくりだ。ライオンの口から大量のお湯が湯船へと注がれ、そしてあふれ続けている。源泉自体は無色透明だが湯船では茶色に濁っており、ライオンも湯船のふちもいい具合に変色しつつある。しかし「こんなに色が薄かったっけ?」というのが最初の感想。伊香保を訪れるのは2年ぶりで、しかも室内は薄暗くてよくわからなかったが、もっと濁っていたような気がする。肌ざわりやにおいなどにもインパクトが乏しく、若干の物足りなさを感じた。加水量が多いためだろうか。源泉の湧出量が減っているという噂も耳にするが…。
ネットで調べてみると、伊香保には共同浴場が7ヶ所あるが、残念ながら地元住民専用なのだという。どんな雰囲気なのか非常に気になるところだ。そしてロープウェイ不如帰駅付近には日帰り温泉施設がオープンするらしく、それは今年度中の予定であるようだ。いずれの話題も情報が乏しく、観光協会にはもっと熱を入れて欲しい点でもある。
石段の湯
源泉/伊香保温泉(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉)
住所/群馬県渋川市伊香保町伊香保36 [地図]
電話/0279-72-4526
交通/JR上越線渋川駅からバス25分「伊香保温泉」停徒歩10分
料金/大人400円、小人200円(小学生)
時間/9:00〜21:00(11月〜3月は20:30まで)
毎月第2・第4火曜日定休(祝日の場合は営業)
