旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

伊豆

長岡南浴場(静岡県伊豆の国市長岡)

長岡南浴場(静岡県伊豆の国市長岡)伊豆長岡温泉の共同浴場のうち、今回は源氏山西側の長岡地区にある長岡南浴場をご紹介したい。温泉街は温泉駅バス停から北に伸びているが、南浴場はその入口に位置し、ゆもとや旅館脇に引っ込んで建っている。もともとは地元の大衆浴場組合が運営していたが、伊豆の国市によって平成21年1月にリニューアルオープンした。こじんまりとしているが、こぎれいな施設であるため、近隣の旅館やホテルの宿泊客も立ち寄りやすいはず。

長岡南浴場(静岡県伊豆の国市長岡)券売機でチケットを購入し、脱衣所ロッカーの鍵を受け取る。浴室はカラン4つと湯船2つ。もちろん源泉かけ流し。奥の湯船はちょっと熱めに感じたが、手前はさらに熱くて44〜45℃はあるのではないか。ほかに客がいなかったせいかもしれないが、熱さもまた共同浴場らしさだと言える。じっと我慢でお湯と格闘すべし。

伊豆長岡温泉長岡温泉街の北浴場はリニューアルを経て「湯らっくすのゆ」と改称したが、ここ南浴場はなおも昔のままの名称を引き継いでいる。素朴さを好むなら南浴場がおすすめだ。

(写真は長岡南浴場付近から眺めた温泉街)


長岡南浴場
源泉/伊豆長岡温泉(単純温泉)
住所/伊豆の国市長岡1082-2 [地図
電話/055-947-2260
交通/伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅よりバス「温泉駅」停徒歩1分
料金/大人300円、小人200円
時間/15:00〜21:00、毎週水曜日定休

長岡南浴場(伊豆の国市観光協会)
長岡南浴場(イズハピ)
伊豆長岡温泉観光ナビ(伊豆長岡温泉旅館協同組合)
伊豆の国市観光協会

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)西伊豆の土肥は土肥金山や恋人岬で知られる町で、夏は海水浴も楽しめる。温泉は金鉱試掘の際に湧出したのが始まりで、昨年開湯400年を迎えた。土肥温泉発祥の「まぶ湯」は安楽寺の境内に現存し、見学することもできる。旅館や民宿は土肥港の周辺に建ち並ぶが、温泉街という風情はあまりない。共同浴場は4軒あって、いずれも地元住民の利用が多いが、もちろん観光客の利用も可能だ。このうち港の北側にあり、大薮区公会堂に併設しているのが「弁天の湯(大薮共同浴場)」。平成11年12月に開設。港側には駐車場も備えている。

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)券売機でチケットを購入し、受付に提出する。館内の奥にはロビーもある。共同浴場としては高めの料金設定だと思うが、回数券10枚つづり3,000円というのは実質的に地元料金ということか。脱衣所は棚とカゴだけなので、心配ならば貴重品ロッカーの利用がおすすめ(昼間はほかに客がいなかったため利用しなかったが)。浴室にはカラン4つと湯船が1つ。窓を大きくとっているため明るい日差しが入ってくる。

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)源泉は無色透明だが、湯口は温泉の成分が白い湯花となって固化している。海を目の前した立地だが、塩分の濃さはあまり感じない。むしろ源泉をそのまま投入しているため、お湯の表面は熱くてたまらない。源泉は47℃あり、かなりの量があふれ続けている。受付のおじさんいわく「出しっ放しだからもったいない話だよ」。ちなみに内風呂だけは水で埋めてもよいらしい。

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)露天風呂は「一枚岩のくりぬき風呂」と「岩風呂」が、定休日を境に男女月替わりとなる。写真は岩風呂。露天風呂といってもバルコニーのようなつくりで、簡単なフェンスで目隠しされているが、風が感じられるぶんお湯の熱さがしのげるかも。

弁天の湯<大薮共同浴場>(静岡県伊豆市土肥)露天風呂からは港を正面に眺める。土肥の夏は通りもこの浴場も海水浴客で賑わうのかもしれないが、それ以外の季節はのどか。昼ならばのんびりとお湯に浸かることができる。

わかりやすい立地といい、浴室からの景色といい、土肥で1ヶ所だけ訪れるとするなら「弁天の湯」をおすすめしたい。

弁天の湯
源泉/土肥温泉(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉)
住所/静岡県伊豆市土肥61-3 [地図
電話/0558-98-1807
交通/国道136号線「土肥中浜」交差点より県道17号線で550m
料金/大人500円、小人300円、未就学児無料
時間/10:00〜20:30、毎月第2火曜日定休

弁天の湯(イズハピ)
伊豆市土肥観光協会
といに恋(土肥温泉旅館協同組合)
土肥温泉民宿組合

韮山温泉館(静岡県伊豆の国市南條)

伊豆の国市よりも韮山町、伊豆長岡町、大仁町と言ったほうがピンと来る人は少なくないはず。いずれも温泉の町だが、いちばん有名なのは伊豆長岡温泉だろうか。今回ご紹介する「韮山温泉館」は旧韮山町に位置し、韮山温泉に属するが、駿豆線の韮山駅周辺にあるのかと思いきや、伊豆長岡駅徒歩圏にあって意外な感じがした。狩野川を隔てて東岸が旧韮山町、西岸が旧伊豆長岡町で、長岡地区・古奈地区を伊豆長岡温泉と言うらしい。

韮山温泉館(静岡県伊豆の国市南條)韮山温泉の日帰り施設は「韮山温泉館」「高齢者温泉交流館(旧めおと湯の館)」の2ヶ所。いずれも夕方以降にしか開放していないので利用しづらいが、地元客をメインとして支持されている。韮山温泉館は南條区民ホールの真裏にあり、ホールが3階建の立派な建物であるのに対し、温泉館は平屋建なので目立たない。現在は伊豆の国市営だが、かつての「韮山町営」の文字が外され、「温泉館」だけが残っている。観光客がふらっと立ち寄るには、なかなかハードルの高い施設だ。

韮山温泉館(静岡県伊豆の国市南條)(写真手前が南條区民ホール。裏に韮山温泉館がある)

館内はやはり公共施設の雰囲気。券売機で購入したチケットは窓口に提出する。脱衣所は棚とカゴのみ。洗面台はステンレスの流し台で、お洒落さの欠片もない。浴室は10帖ほどの広さで、カラン3つ、4帖ほどの湯船が1つ。入浴料金が安いだけあって、まさに共同浴場といった感じ。お湯はじんわり熱いが、「今日はぬるい。熱いときは45℃くらいあるからあんたじゃ無理だよ」と居合わせたおじさん。夕暮れ時とあって客の出入りが多かったため、たぶん43℃くらいだったと思う。しかしまぁ、日頃から銭湯で訓練しているので、無理だとは決め付けないでほしいのだが(笑)

ごった返してきたので早々と退散。小さな湯船に6〜7人ともなれば、さすがに窮屈。韮山温泉館という名前とは裏腹に、限りなく地元の共同浴場だった。伊豆長岡にしても韮山にしても、この辺りの人たちはあつ湯好きのようだ。

韮山温泉館(伊豆の国市役所)
韮山温泉館(イズハピ)

韮山温泉館
源泉/韮山温泉(単純温泉)
住所/静岡県伊豆の国市南條1603-1 [地図
電話/055-949-6099
交通/伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅より徒歩4分
    国道136号線(下田街道)「南條」交差点より約160m
    ※無料駐車場数台分あり(公民館併用)
料金/大人250円、小人200円
時間/(3月〜10月)16:00〜20:00、(11月〜2月)15:00〜20:00
    毎週水曜日定休
※向かいの月極駐車場では温泉館利用者のために1時間100円で時間貸している。




めおと湯の館(静岡県伊豆の国市寺家)
高齢者温泉交流館(旧めおと湯の館)
源泉/韮山温泉(単純温泉)
住所/静岡県伊豆の国市寺家679-6 [地図
電話/055-949-3737
交通/伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅より徒歩9分
    国道136号線(下田街道)「南條」交差点より約600m
    ※無料駐車場100台分あり
料金/大人300円、小人150円
    (60歳以上、身体障害者1・2級(介助者含む)の市民は無料、市外は300円)
時間/18:00〜19:30(10:00〜16:00は市内在住高齢者等のみ)
    日曜日・祝日・年末年始休館
※2011/4/2リニューアルオープン
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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