旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

静岡県中部

滝の谷温泉センター(静岡市葵区北)

滝の谷温泉センター(静岡市葵区北)秘湯の一軒宿といえば話題にはなるけど、本来の意味で言えば、秘湯など話題になるべくもなく。滝の谷温泉センターがあるのは、静岡市の郊外住宅地の外れ。山奥や谷底といった秘湯のイメージからはかけ離れたロケーションだが、ここが秘湯と呼べるのは何しろ話題の乏しさだ。民家を改造したような外観にして、聞こえてくるのはカラオケの歌声。

滝の谷温泉センター(静岡市葵区北)おそるおそる受付を訪ねてみると、センサーなのか気配を察したらしく、対応はスムーズ。おかげでカラオケが行われている様子は一切うかがえず。もちろんカラオケを歌う勇気など一切ないので、温泉のみの利用。弘法の湯と名付けられた浴室は、賑やかさとは対照的に、客も少なくひっそり。脱衣所のロッカーを使う場合は、受付で鍵を貰う(500円のデポジットが必要)。

狭い浴室にカランが4つ、岩風呂風の湯船が1つあるのみ。L字型に二面の窓を設け、何でもない空き地を眺める。金魚が泳ぐ水槽も窓越しに置いているが、ちょっと苔むしているし、風流な感じはしない。温泉は無色透明。湧出量は毎分12.8リットルと少ないながらも、自然湧出というから貴重な大地の恵みだ。とはいえ、そんなに長湯できるわけでもなく。気の合う仲間とひとっ風呂して、カラオケ歌って、飲んで、という流れが楽しいんだろうなぁと。

滝の谷温泉センター
源泉/麻機温泉(麻機3号、単純硫黄冷鉱泉)
住所/静岡市葵区北1239-1 [地図]
電話/054-247-7441
交通/JR静岡駅よりバス32分「麻機北」停徒歩10分
     国道1号線(静清BP)千代田上土ICより県道74号線経由で約6km
     ※無料駐車場あり
料金/入浴のみ500円、入浴休憩1,300円(14時以降は1,000円)
時間/9:00〜16:30(入浴は16時に終了)、毎週水曜日定休

コンヤ温泉 大野木荘(静岡市葵区梅ヶ島)

コンヤ温泉 大野木荘(静岡市葵区梅ヶ島)静岡の奥座敷とも呼ばれる梅ヶ島温泉郷は、梅ヶ島温泉、梅ヶ島新田温泉、梅ヶ島金山温泉、コンヤ温泉の総称。その中でもひときわ気になる「コンヤ温泉」の名前。安倍川の支流、コンヤ沢が由来のようだ。梅ヶ島街道沿いに市営キャンプ場、テニスコート、グラウンドゴルフ場、梅園、桜園などがあって、ちょっと開けているが、宿はこじんまりとした民宿が3軒点在する。今回は日帰り入浴を受け付けている大野木荘を訪ねてみた。

コンヤ温泉 大野木荘(静岡市葵区梅ヶ島)大学生のサークル合宿で使われていそうな雰囲気。個人的にも懐かしさすら感じるが、創業40周年を迎えて、客室を現代的に新装した畳の宿。宿泊は1泊2食付きで10,000円〜、昼食付きの日帰り入浴は2,000円〜、入浴のみならワンコインと良心的。しかし、その料金を侮るなかれ。内湯には大きな石を並べ、いまどきの宿にはない昔風情が秘湯情緒をかきたてる。窓から入る明るい日差しでお湯はきらきらと輝いている。

コンヤ温泉 大野木荘(静岡市葵区梅ヶ島)露天風呂はご主人の手作りだという。山の緑に囲まれ、清々しい森林浴が楽しめる。温泉は微かに硫化水素臭が漂う硫黄泉で、pH10.3は日本有数の強アルカリ性。ぬるぬるとまとわりつく、化粧水のような肌ざわりが特徴だ。静岡市街地より約40kmと遠い道のりだが、この温泉を目指すだけの価値はじゅうぶんにある。温泉通ならば必ずや満足するはずだ。

コンヤ温泉 大野木荘(静岡市葵区梅ヶ島)

コンヤ温泉 大野木荘
源泉/コンヤ温泉(単純硫黄泉)
住所/静岡県静岡市葵区梅ヶ島4269-10 [地図]
電話/054-269-2224
交通/JR静岡駅よりバス約90分「大野木」停下車
     静岡市内より県道27号線〜県道29号線で約40km
     ※無料駐車場20台分あり
料金/入浴のみ540円(利用は1時間程度)
時間/要問い合わせ

梅ヶ島新田温泉 黄金の湯(静岡市葵区梅ヶ島)

梅ヶ島新田温泉 黄金の湯(静岡市葵区梅ヶ島)梅ヶ島温泉にあった市営浴場は、平成11年に梅ヶ島新田に「黄金の湯」として移転開設された。梅ヶ島街道に面して建ち、スーパー銭湯感覚で気軽に立ち寄れる施設としては、この近辺で唯一。観光客はもちろん、地元客の普段使いにも人気があるようだ。黄金の湯という名前からは褐色の温泉を想像するが、この近辺は無色透明。おそらくは、この地にあった梅ヶ島金山(日影沢金山)にちなんでいるのだろう。

梅ヶ島新田温泉 黄金の湯(静岡市葵区梅ヶ島)まずは、券売機でチケットを購入する(帰りに提示する)。1時間なら400円という安さだ。地元の名産品を販売していたり、広さ100畳超の大広間を団体客が埋め尽くしていたり、想像通りの田舎っぽさ。公式サイトには「(2018年5月8日より)館内に飲食物の持ち込みをお断りします」と。つまりは最近まで良かったということ。この文言で推して知るべし。脱衣所はロッカーもあるし、籠もある。

内湯はぬる湯とあつ湯、露天風呂はやや熱め。塀越しに周囲の山々を眺め、はるばる遠くに来たことを感じさせる。館内でもバス会社の広告で宣伝していたし、客の会話でも聞こえてきたが、静岡駅からここまではバスで片道1,500円。しかし、65歳以上限定の大御所パスなら1か月4,800円で乗り放題。2回来れば元が取れるのだと。路線バスで片道1時間40分は相当な距離感だが、遠足みたいで楽しそう。1時間入浴だと、ひと通り温泉に浸かって帰るだけ。かなり忙しない。

梅ヶ島新田温泉 黄金の湯(静岡市葵区梅ヶ島)



梅ヶ島新田温泉 黄金の湯
源泉/梅ヶ島新田温泉(ナトリウム−炭酸水素塩泉)
住所/静岡県静岡市葵区梅ヶ島5342-3 [地図]
電話/054-269-2615
交通/JR静岡駅よりバス1時間40分
     静岡市内より県道27号線〜県道29号線で約42km
     ※無料駐車場約150台分あり
料金/大人700円、小人300円
     1時間以内:大人400円、小人100円
時間/9:30〜17:30(12月〜3月は9:30〜16:30)
     毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)
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神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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