旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

横浜市港北区

日吉湯(横浜市港北区日吉本町)

日吉湯(横浜市港北区日吉本町)慶応理工学部のある街、日吉。ひとつ隣の日吉本町には、住宅やマンションなどが整然と建ち並ぶ。日吉湯はその一画にあるビル型の銭湯だ。階段またはエレベーターで2階に上がり、券売機でチケットを購入。今回はサウナ付きの手ぶらセットにしたので、フロントでビニールバッグとベージュのバスタオルを貰う。ビニールバッグの中には水色のフェイスタオル・バスタオル、リンスインシャンプーのパウチ、固形石鹸、サウナ室の引っ掛け鍵が入っていた。

日吉湯(横浜市港北区日吉本町)浴室の奥にサウナ室があって、目の前にフックと棚がある。ビニールバッグごと引っ掛けるもよし、サウナで使ったベージュのバスタオルを棚に置くもよし。サウナは遠赤外線ヒーターでテレビあり。隣接する水風呂は窓が開け放たれており、外気が涼しくて気持ちがいい。室内は背中合わせに洗い場が並び、大きな湯船の一部はジェット付き。

男女の浴室は日替わりで、露天風呂が和風か洋風か趣が異なるようだ。この日は男湯が和風の岩風呂。小さな湯船は高い壁に囲まれているが、やはり外気が感じられる。茶褐色の温泉を使用しており、近くの綱島温泉にあやかってか、こちらでもラジウム温泉を謳っている。

日吉湯(神奈川県浴場組合)

日吉湯
源泉/横浜温泉(横浜第40号:ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉)
住所/横浜市港北区日吉本町4-15-9 [地図]
電話/045-561-5315
交通/横浜市営地下鉄グリーンライン日吉本町駅より徒歩3分
料金/大人530円、中人200円、小人100円
     サウナは別途250円
時間/14:00〜23:00、毎月4・14・24日定休(土日祝日の場合は翌日)

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町) ※2016/4/21オープン

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町)かつては東京の奥座敷として賑わった綱島温泉。しかし都市化や交通の発達とともに温泉街は衰退し、最後まで残った温泉銭湯の「東京園」も東横線地下化の煽りをくらい、昨年5月に無期限休業となった。そして世代交代のごとく綱島源泉を名乗り、4月20日に新規オープンしたのが「湯けむりの庄」。押しも押されもせぬ人気を博す宮前平源泉 湯けむりの庄の姉妹店だから、自ずと期待が高まる。

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町)綱島駅より大綱橋を渡ったら県道140号線を東へ。大型のロードサイド店をいくつか過ぎたら、やがて見えてくる大きな入場ゲート。そして駐車場の先にはモダンな建物。外には案内看板がひとつもなく、やや不親切にも思うが、これが高級店のこだわりなのか。吹き抜けのロビーは贅沢なほどに広く、まるで一流ホテルのよう。フロントでは利用案内のファイルを片手に説明してくれるが、丁寧すぎて列が出来てしまっている。要するにリストバンド精算で、退館時に一括支払い。タオルセットと館内着を受け取ったら2階へ。

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町)

浴室でまず目を引くのは、枝ぶり見事な松の盆栽。湯船は黒タイルで統一され、そこに湛えられたのは透明感が殆どない黒湯。段差はおろか、一部が電気風呂であることすらわからず。水風呂にも黒湯を使用しており、滑らかな肌ざわりを実感できるが、いかんせん冷たい。バイブラありの水温16.5℃は、サウナでじっくりと汗をかいた後ならよいが。サウナはフィンランド式の大きなストーブを設け、ロウリュを1日3回開催(11:00/15:00/19:00 *女性は30分遅れ)。浴室内にはほかに白湯のジャグジーを設けている。

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町)

露天風呂ではすべての湯船で温泉を使用している。上下2段の円形岩風呂(正確に言うなら縁だけに岩を配した石風呂)は、上段が熱めで、下段はぬるめの半身浴。寝湯は6人分のスペース、そして壺湯ならぬ本御影石風呂が2つ。炭酸琥珀湯の「日本初」との表示には疑問を感じたが、パンフレットの「姉妹店にて、日本で初めて天然温泉に炭酸ガスを溶かし込んだものです」との文言で思い出した。姉妹店とは宮前平のことで、中空糸膜を使用することにより、気泡が弾ける人工炭酸泉の一般的なイメージとは異なる。

露天エリアには塩サウナもあり、こちらではロウリュを1日4回開催している。多くの部分に屋根を設けているのは、土地柄として仕方ないのか。エリアの一角では滝のように水が流れ落ち、適度に配した植栽と、いくつかのデッキチェア。

綱島源泉 湯けむりの庄(横浜市港北区樽町)湯あがりは1階のお休み処で。テレビ付きのリクライニングシートは100席以上。そもそも小学生未満は入館不可だし、大勢でわいわい過ごす店でもない。ひとり訪ねてのんびり寛げる空間はありがたいし、ひとっ風呂浴びて帰るだけだなんてもったいない。今回は時間がなく、岩盤浴や食事が楽しめなかったので、それはまたいずれ訪ねてご紹介したい。

綱島源泉 湯けむりの庄
源泉/ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉
住所/横浜市港北区樽町3-7-61 [地図]
電話/045-545-4126
交通/東急東横線綱島駅よりバス「樽野谷」停下車
     県道2号線(綱島街道)「樽町」交差点より県道140号線
     ※駐車場213台あり
     (入浴のみなら3時間無料、3,000円以上利用なら7時間無料)
料金/(平日)大人1,296円、小人972円
     (休日)大人1,512円、小人1,188円
     ※レンタルタオル・館内着付き
     ※小学生未満は入館不可
     ※岩盤浴は別途、平日800円、休日900円
時間/9:00〜24:00、年中無休

続きを読む

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)いま発売中の「横浜ウォーカー」9月号は、日帰りスパ&スーパー銭湯特集。神奈川県内(一部県外)の70施設が取り上げられており、割引クーポンも付いているので、お買い求めになった方も多いのではないだろうか。個人的にはほぼ全てを訪問済みだが、そんななか、未訪問だった施設が新横浜にあった。それが新横浜フジビューホテル。ホテルや旅館の日帰り入浴といえば箱根や七沢などの温泉地に多いが、新横浜とは盲点だった。しかも新横浜に温泉が沸いていただなんて。

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)新横浜駅前にはホテルや商業系ビルが建ち並んでおり、フジビューホテルも ペディストリアンデッキから確認できる場所にある。温泉利用の受付は西館地下1階で行っており、フロントを経由せずに直接訪ねる。券売機でチケットを購入し、下足箱の鍵と脱衣所ロッカーの鍵を引き換え、フェイスタオルとバスタオルを受け取る。温泉入浴はビジターだと1,500円だが、横浜ウォーカーの割引クーポン利用ならば、宿泊客同様の1,000円になる。

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)浴室にはゆったりとした広さの湯船が2つ並んでいる。片方は40℃、もう一方は38.5℃を指していた。烏龍茶のような茶褐色で、地下1,500mから湧出。ジャグジーなどはないが、温めのお湯にじっくり浸かるのもよいだろう。ホテルの日帰り入浴とあって、昼間は客が少なく、静かにのんびり入浴することができる。ちなみに源泉は42.2℃で、湧出量は毎分260リットル。非加熱・かけ流しの湯船が1つあれば最高だが。

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)ドライサウナ(女湯はスチームサウナ)や水風呂も完備。水風呂は31℃だったから、サウナのあとだと物足りないが、のんびり過ごしたい人にはもってこい。湯船の一角には植栽があしらわれ、ガラス越しに眺めるが、その上は吹き抜けの明かり採りになっている。奥の扉の向こうは、外気浴ができるわけでもなく、単なる空調が効いた部屋。どう過ごせばよいか考えてしまうが、浴室内も含めてホテルの大浴場ならではの贅沢な空間活用だ。そして、ここは穴場の温泉施設であることは間違いないし、新横浜で宿泊する方には「せっかくなら温泉のあるホテルはいかが?」とおすすめしたい。

新横浜フジビューホテル(横浜市港北区新横浜)

新横浜フジビューホテル
源泉/新横浜温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/横浜市港北区新横浜2-3-1 [地図
電話/045-473-0021
交通/JR横浜線新横浜駅北口・横浜市営地下鉄新横浜駅4番出口より徒歩3分
料金/大人1,500円、小学生700円
     岩盤浴(女性専用):大人1,500円、セット料金2,500円
時間/14:00〜23:30
     毎月最終日曜日定休(翌月曜日が祝日の場合は月曜日定休)
カテゴリー
タグ(温泉・銭湯関連のみ)
月別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
プロフィール

シダトモヒロ

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。

ツイッター
まぼろしチャンネルで連載中!

昭和レトロ総合サイト「まぼろしチャンネル」で温泉レポート連載中。全国から選りすぐったディープで、どローカルな温泉をご紹介します。「いかす温泉天国」(5ch)をよろしく!
当ブログ掲載の情報について
当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

神奈川県浴場組合ホームページ
面白かったら↓をクリック!

にほんブログ村 旅行ブログ 日帰り温泉・スーパー銭湯へ
アクセス数(PV)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
メッセージはこちらからどうぞ
コメント