調布市の深大寺は奈良時代の創建で、都内では浅草寺に次ぐ古刹だという。厄除け祈願のほか、江戸時代より名物として知られている深大寺そば、日本三大だるま市にも数えられている深大寺だるま市、ほおずき祭りなどでも参拝客を集める。深大寺周辺の温浴施設といえば、深大寺天然温泉湯守の里、そして今回ご紹介する湯の森深大湯。歩くと20分ほどの距離、車で訪ねても駐車場無料とあってありがたい。
ビル型の銭湯で、1階の下足箱に靴を入れたら、エレベーターで3階へ。月のしずく、オアシスと名付けられた浴室は男女週替わり。あまり違いはないが、調べてみると内装タイルが水色かピンクか、遠赤外線ヒーターかロッカーサウナか。訪ねた日は月のしずくだったようだ。シャンプーやボディソープの備え付けはないので、今回は使い切りパウチを購入。サウナ利用の場合は下足箱の鍵を預け、引っ掛け鍵をもらう。浴室にはジャグジーや電気風呂を備えた大きな湯船、炭酸泉、サウナと水風呂がある。この日はサウナはほぼ貸切状態。テレビの真正面に陣取り、遠赤外線ヒーターでじっくり汗を流す。水風呂は18℃とほど良き冷たさで、こちらも足を伸ばして独り占め。肌ざわりの良さも実感したが、湯船も洗い場も軟水を使用しているとのこと。
浴室内の階段を上がると、屋上には露天風呂がある。塀に囲まれているが、オアシス側からは晴れた日に富士山を遠望するという。近所は2階建の戸建が多いので、露天風呂に吹き抜ける風が心地よい。ムード歌謡のBGMを聞きながらのんびり入浴。銭湯は忙しないイメージもあるが、ここ深大湯ではひたすらリラックス。
・湯の森深大湯（東京銭湯マップ）
湯の森深大湯
住所／東京都調布市深大寺北町6-17-3 [地図]
電話／042-482-4652
交通／国道20号線「下石原」交差点より約2.4��
※無料駐車場4か所計34台分あり
料金／大人550円、中人200円、小人100円
サウナは別途300円
時間／15:00〜23:00（日曜日は13:00〜23:00）
毎週木曜日と第3水曜日定休
