旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

練馬区

練馬湯遊邸 松の湯(東京都練馬区石神井台)

練馬湯遊邸 松の湯(東京都練馬区石神井台)西武新宿から準急で約20分、武蔵関は練馬区最後の駅。駅前には庶民的な商店街を抜けると、石神井川が流れ、低層マンションが多く建つ。そんな住宅街にあるのが練馬湯遊邸松の湯。かつては松乃湯と言ったが、長らくの休業を経て今年4/1にリニューアルオープン。西洋の宮殿建築風の外観で、上階はマンションとなっており、物件名はシェーンブルン。オーストリアの世界遺産シェーンブルン宮殿にちなんでいるのだろうか。

練馬湯遊邸 松の湯(東京都練馬区石神井台)玄関先では大きな招き猫2体がお出迎え。ロビーは吹き抜けとなっており、1階に浴室、階段を上がって2階は休憩スペース。漫画本が多数並んでいる。券売機でチケットを購入し、下足箱の鍵とロッカーキーを引き換える。銭湯のみは青、サウナ付きは赤いリストバンドで、ロッカーにはローマ人の顔がプリントされ、テルマエ・ロマエの世界観。

両側にずらりと洗い場が並び、その先に大きな湯船がある。種類の異なる5つのジェットと電気風呂を設けており、打たせ湯は保健所の指導により利用不可。銭湯なのにサウナが2つあるのは珍しく、テレビ付きの遠赤外線サウナ、頻繁にオートロウリュのあるロッキーサウナが窓越しに隣り合わせ。どちらも10名程度が利用できる。水風呂はちょっとぬるめだけど、ライオンの口から常時吐水、バイブラもあって爽快感がたまらない。

浴室にはパティオもあって、こちらにはあつ湯とぬる湯が並ぶ。もうひとつあった湯船はデッキで蓋をしており、開いた天窓から涼しい風が降りてくる。3段のデッキはサウナに座っているような錯覚にもなり、不思議で心地よい外気浴だ。

練馬湯遊邸 松の湯(東京銭湯マップ)

練馬湯遊邸 松の湯
住所/練馬区石神井台7-11-1 [地図]
電話/03-6904-7667
交通/西武新宿線武蔵関駅北口より徒歩5分
料金/大人550円、中人200円、小人100円
     サウナは別途350円
時間/15:00〜23:00、毎週水曜日定休

小川バスマンション(東京都練馬区田柄)

小川バスマンション(東京都練馬区田柄)スーパー銭湯の開店、閉店と聞けばすぐさま駆けつけたい派だが、先日訪ねたのはおふろの王様光が丘店(6月末閉店予定)。定期借地権満了とやむを得ない事情にせよ、なかなかの繁盛ぶりだから惜しい。閉店で行き場をなくした客を、近隣の銭湯は受け皿として呼び込むことができるか。調べてみると、地下鉄赤塚駅のすぐ近くに「小川バスマンション」という銭湯があった。

小川バスマンション(東京都練馬区田柄)銭湯の屋号も様々だが、安直すぎて興味をそそられる。しかし、地図を頼りに現地を訪ねてみれば、そこにあるのは喜久の湯。マンションの入口には「小川バスマンション」と表札も出ているのだが。

いつものように初めて訪ねる銭湯ではスタンプを押してもらう。どうやら「小川バスマンション」が正式のようだ。もとは喜久の湯か。メトロと呼ばずに営団地下鉄と呼ぶみたいな。地下鉄赤塚と呼ばずに営団赤塚と呼ぶみたいな。もはやどうでも良くなってきた。

小川バスマンション(東京都練馬区田柄)サウナの利用も申し出ると、「今日はもう終わった」と。さらには「やらない日もあるし、壊れたらやめようと思ってる」とも。ガス代だけで〇万くらいかかるし、さらにサウナで〇万かかるのだと、聞いてもいないのに光熱費事情を教えてくれた。ちなみにサウナは別途300円。決して安くはないが、利用者負担でペイするとしても、一定の収入が見込めなければ計算が成り立たない。

真っ暗なサウナ室の隣に水風呂。増築部分はぬる湯で、入浴剤なのかやや濁り。この2つを何度も往復。ほかにジャグジーや電気風呂も。駅至近でアクセス良好。王様の客が流れつくことを祈りたい。

小川バスマンション
住所/東京都練馬区田柄2-32-20 [地図]
電話/03-3939-0639
交通/東京メトロ有楽町線・副都心線 地下鉄赤塚駅4番出口より徒歩1分
     東武東上線 下赤塚駅南口より徒歩3分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
      ※サウナは別途300円
時間/15:30〜23:30、毎週金曜日定休

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)としまえんのキャッチコピーは、水と緑の遊園地。園内には石神井川が流れ、プールとアトラクションの両エリアから成る広大な敷地を有する。歴史は室町時代、豊島氏によって築かれた練馬城まで遡るが、庭園として整備されたのは大正15年。玄関口の豊島園駅を降りると、武蔵野の面影を残す緑の景色だ。そして、としまえんに隣接する系列施設の「豊島園 庭の湯」は、さながら水と緑の日帰り温泉。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)水着利用のバーデゾーンと、緑あふれる露天風呂。さらに岩盤浴やリクライニングの休憩エリアなどを備え、しかも子供は入館不可だから子供のどたばたに耳をふさぐこともない。そして18時以降は割引料金になるから、サラリーマンやOLさんの姿も。早めに仕事を終え、リクライニングシートで自宅のリビングのように寛ぐのも良いだろう。

今回は夜間割引で入館。バーデゾーンの利用も入館料金に含まれているが、岩盤浴を利用するとなれば、どう計算しても時間が足りない。岩盤浴は50分間の入れ替え制で、入館の際にフロントで時間を予約する。下足箱の鍵と引き換えにロッカーキー、館内着やタオルセットを受け取る。ロッカーを開ける時は、リストバンドのICタグをタッチし、閉める時はオートロック。脱衣所からは浴室とバーデゾーン双方へ行き来できる。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)
(館内案内図は豊島園 庭の湯公式サイトより転載)

浴室で変わっている点といえば、サウナエリアにガラスの壁と扉を設けて、1つの部屋としていることだ。薄暗い照明のフィンランドサウナは雰囲気たっぷりで、テレビもなく、ひたすら汗を流すのみ。アウフグース(ロウリュ)は平日2回開催。中温湿式のテルマリウムサウナもある。そして、ひもを引っ張ると頭上のバケツがひっくり返るガッシングシャワー、水風呂があって、デッキチェアや椅子がずらりと並んでいる。空調も効いているので、サウナ好きはここだけで至福の時を過ごすことができる。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

温泉は地下1,445mより湧出し、透明感ある褐色の湯。天然温泉浴と称する大きな湯船は、一角に寝湯を設け、さらにはミクロバイブラ湯も。人工炭酸泉やカランでは軟水を使用しており、ぬるぬるとした肌ざわり。浴室は露天風呂に面してガラス張り。どこまでが敷地なのかわからないほど緑が生い茂り、大きな岩を配した露天風呂は都会の贅沢か。信楽焼のつぼ湯もある。ちなみに庭園は1,200坪もあり、手掛けたのは造園設計家の小形研三氏。館内より散策路もあるので、時間に余裕があればぜひ。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

岩盤浴室は2階のいちばん奥にあるから移動が大変。円型にドーム天井の汗蒸幕(韓国式サウナ)を、半ドーナツ状に岩盤浴が囲む。化石黄土やゲルマニウム鉱石など6種類の薬石と、入口を2か所設けることで温度を微妙に変えているから、自分好みで楽しめる。11:00〜13:20はフリータイムだが、13:30以降は1回50分間の入れ替え制(追加料金で連続利用可)。クールルームで休息すれば、50分でも2回くらいは利用できるはずだ。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)食事処は落ち着きある和食レストランの雰囲気。メニューはちょっと贅沢感あるけど、女性好みを押さえているし、味や見た目は申し分なし。休憩スペースとして、テーブル席のラウンジ(バーデゾーンを見下ろす)、和室、リクライニングシートが2か所にある。物販コーナーも広く設けており、ご当地フェアや美容関連商品など充実の品揃えだ。

18時からの入館だと、のんびり寛ぐには時間が足りず。かといって通常の入館であれば、バーデゾーンを利用しなければもったいない(男性一人だと利用しづらい雰囲気に思うのは考えすぎか)。とはいえバーデゾーンの屋外フィンランドサウナは本場の雰囲気を感じさせるし、こちらでもアウフグースを開催しているとあって興味を惹かれるのだ。オープン13年記念ということで割引券を貰ったので、また機会を作って訪ねてみたい。

豊島園 庭の湯(東京都練馬区向山)

豊島園 庭の湯
源泉/豊島園 庭の湯(含よう素−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
住所/東京都練馬区向山3-25-1 [地図]
電話/03-3990-4126
交通/西武池袋線豊島園駅より徒歩1分
     都営大江戸線豊島園駅より徒歩2分
料金/一般:大人2,310円
     ナイトスパ(18時以降):大人1,295円
     ※館内着・タオルセットのレンタル含む
     ※レンタル水着440円
     岩盤浴は別途500円(休日は700円)
時間/10:00〜23:00、不定休
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シダトモヒロ

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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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