羽田といえば空港の街。穴守稲荷駅から南の多摩川にかけては戸建住宅が密集し、空港の近さなど感じさせないような下町風情の住宅地だ。重の湯は羽田の街の中でもひときわ古い佇まい。唐破風屋根の宮造り銭湯で、暖簾をくぐると左が女性、右が男性と扉が分かれており、番台で料金を支払う。格式が高いとされる折上格天井、脱衣所には応接セットもあって、昭和の懐かしさを感じることだろう。ボディソープやシャンプーが数セット置いてあり、借りることもできる。しかし、客のほとんどは持参しており、常連率の高さをうかがい知れる。
湯船は3つ並んでおり、バイブラや座湯ジェットなど。熱め、ぬるめとあるけれど、ぬるめでも40℃を指している。男女にまたがる大きなペンキ絵は、富士五湖の風景だろうか、女湯側には富士山が描かれている。サウナは無料で利用することができ、上下2段、最大8名ほどの狭い室内。セラミック遠赤外線ヒーター、ミストという乾式・湿式のダブル熱源は珍しい。ときおりスプレー状に噴射するので、その時は湿度が高まる。心地よく発汗したら、立ちシャワーの冷水でクールダウン。これぞまさに銭湯という美しさと懐かしさ、心地よさを味わえる銭湯なので、蒲田から足を伸ばしてみる価値あり。羽田空港を利用する日本人、外国人の観光客にも立ち寄ってもらいたい。
・重の湯(東京銭湯マップ)
・重の湯(大田浴場連合会)
重の湯
住所/東京都大田区羽田3-16-10 [地図]
電話/03-3743-3659
交通/京急空港線 穴守稲荷駅より徒歩10分
料金/大人550円、中人200円、小人100円
時間/15:00〜24:00、毎週火曜日・土曜日定休













