館内はロビーが大きな吹き抜けが印象的。1階にはフロントと大広間、個室、テーブルとソファの休憩所があり、2階が浴室となっている。漆風呂と岩露天風呂の「虹の湯」、石風呂と檜露天風呂の「縄文の湯」は男女が1週間おきに入れ替わり。訪れた日は男湯が虹の湯だったのだが、ここで疑問となる漆風呂とは“透明の漆を使い、檜の風合いを活かした、珍しくも美しい和風風呂”とのこと。普通の檜風呂とはどう違うのかという疑問がまた生じるが。
浴室内には大きな「漆風呂」と小さな「源泉漆風呂」の2つの湯船があり、その違いは加水をしているか否か。カランとシャワーには鉄サビ臭して、源泉を使用していることに好感が持てたが、2つの湯船はいずれも循環・塩素消毒を行っている。源泉漆風呂では加温していない源泉(39℃)をそのまま給湯しており、鉄サビ臭と若干の濁りを感じたが、基本的には無色透明のお湯。
露天風呂も大きな「岩風呂」と小さな「源泉岩風呂」の2つの湯船がある。源泉の使い方は内湯と同様。やや熱めに温度設定されている。のんびりとした町なのに周囲の景色を遮るような高い塀に囲まれているのが残念。露天風呂のすぐわきには中温でテレビつきの塩サウナ、水風呂、小さな足湯がある。
閉店間際の20時過ぎに訪れたのだが、地元客を中心に10人以上の人で賑わっていた。観光客にも利用しやすい立地、施設なのではないだろうかと思う。
みかた温泉きららの湯
源泉/三方温泉(ナトリウム−塩化物強塩泉)
住所/福井県三方上中郡若狭町中央第1号6-1 [地図]
電話/0770-45-1126
交通/JR小浜線三方駅より徒歩5分
国道27号線「三方」交差点至近
※無料駐車場50台分あり
料金/大人600円、小学生以下300円、乳幼児無料
時間/10::00〜22:00、毎月第1水曜日定休