古都奈良には言うまでもなく名刹、古刹が多い。修学旅行では東大寺の大仏を拝んだり、奈良公園で鹿とふれ合ったりするのが定番コースだが、興福寺、唐招提寺、薬師寺などまだまだ見所は多い。しかし、このブログではこうした観光スポットを一切スルーし、ひたすら風呂だけを目指す。やって来たのは奈良時代736年創建の霊山寺。
霊山寺の薬師湯殿は、全国でも珍しいお寺の境内にある温浴施設。薬師湯殿だけの利用ならば入山拝観料500円は不要だ。遣唐使小野妹子の子、小野富人(鼻高仙人)が薬草を栽培し、薬師如来を祀って薬草風呂を施湯したことが始まりだという。以来1300年の歴史を持つ。案内所で入浴料を支払い、脱衣所ロッカーの鍵を受け取る。
洗い場と湯船ひとつのシンプルな浴室で、窓の外には竹林を眺める。かつてはサウナもあったようだが、物置と化していた。トウキ、センキュウ、オウバクなどの薬草を袋詰めして湯船に浮かべ、お湯はうっすら緑に色づき、香りもあって癒される。大仏を建立した聖武天皇も入湯したとされ、また諸人の病を治したという。歴史に想いを馳せながらの入浴だ。
霊山寺薬師御殿
住所/奈良県奈良市中町3879 [地図]
電話/0742-45-0081(代)
交通/近鉄奈良線富雄駅よりバス8分「霊山寺」停下車
奈良県道1号線(阪奈道路)「阪奈三碓」交差点より約1.6��
※無料駐車場あり
料金/大人600円、小学生300円、幼児100円
時間/10:30〜19:00、毎週水曜日定休













