旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

関西2008/5

彩華vs天スタ。天理ラーメンは要チェック

全国にご当地ラーメンは数々あれど、「天理ラーメン」の名はいまだ全国区にはなりえていない。天理ラーメンとは読んで字の如し、奈良県天理市が発祥のラーメンで、「彩華ラーメン」と「天理スタミナラーメン(略して天スタ)」の2店によって奈良県を中心に、主に関西圏で店舗展開をしている。具はどちらも炒めた白菜、にら、豚肉。ニンニクと豆板醤で味付けしたピリ辛の味付けが特徴。

彩華ラーメン彩華ラーメン」は昭和43年に屋台で創業し、奈良県内8店(うち屋台1店)のほか、兵庫3店、大阪2店、北海道1店の計14店舗。奈良健康センターの近くにある店を訪れたが、そこは偶然にも本店だった。ファミレスほどの広さがある店内で、日付が変わろうとする時間にもかかわらず、店の外には10人ほどの行列ができていた。

天理スタミナラーメン一方の「天理スタミナラーメン」は昭和55年にやはり屋台で創業し、奈良県内12店(うち屋台1店)のほか、三重5店、大阪2店、滋賀1店、兵庫1店、福岡1店、そしてなぜかミャンマー1店の計23店舗。道の駅にテナントとして営業する針テラス店はこじんまりとした店なので行列は必至だが、そのぶん店内の熱気もすごい。

2年前に奈良を訪れたときに「天スタ」を食べ、その味に衝撃を受け、今回また奈良を再訪するにあたり食べ比べてみたのだが、どちらが美味いのか一度食べ比べてみただけではわからなかったし、もちろんどちらも美味かった。しかし神奈川から奈良は遠すぎる。ぜひ関東に進出してほしいと思うのだが…。

有馬温泉金の湯・銀の湯(神戸市北区有馬町)

有馬温泉神戸市北区にある有馬温泉は、六甲山の北方の山あいに位置し、「関西の奥座敷」として親しまれてきた温泉地である。日本書紀には舒明天皇が631年に滞在したことが記されているが、有馬の湯が知られるようになったのは、奈良時代の僧・行基が温泉寺を建立してから。鎌倉時代には仁西という僧が12の宿坊を開き、その後、豊臣秀吉に愛された。江戸時代の温泉番付では西の大関として名を馳せるなど、古くから有馬は名湯として名高く、有馬千軒と言われるほどの賑わいをみせた。

有馬温泉というと…
「日本三名泉」…有馬温泉、草津温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)
「日本三古湯」…有馬温泉、道後温泉(愛媛)、白浜温泉(和歌山)
「日本三大薬泉」…有馬温泉、草津温泉(群馬)、松之山温泉(新潟)

有馬温泉むかしのCMでおなじみの「兵衛向陽閣」など、大型観光ホテルは温泉街の外側に並び、坂が多くて道の狭い中心部は、土産物店など情緒ある商家が建ち並ぶ。7か所ある泉源からは湯煙が上がっているが、こららの泉源は「金泉源」と「銀泉源」に分けられる。金泉は有馬で古くから親しまれてきた鉄分を含む茶色の高温泉。銀泉は温泉街を上りきった炭酸泉源に湧く、無色透明の冷泉。有馬温泉では外湯として「金の湯」(金泉)、「銀の湯」(銀泉)の2ヶ所があり、観光客も数多く訪れていた。

有馬温泉金の湯「金の湯」は神戸市営の温泉施設で、かつてあった有馬温泉会館を改築し、2002年にオープンした。温泉街の中心地にあり、足湯と飲泉場を併設しているので、多くの人で賑わっていた。外湯というと温泉地における共同浴場を指すことが一般的だが、ゆったりとしたホールや数多くのカランが並ぶさまは、日帰り温泉施設と言ったほうがふさわしい。源泉は有明1号・2号と天神泉の混合泉で、81.0℃〜94.8℃とまさに熱湯。「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの湯船があり、いずれも酸化した鉄分によってお湯は茶色く濁っており、透明度はまったくない。タオルをお湯に浸さないように注意していても、身体を拭いたあとには茶色になってしまう。「ぬる湯」といっても浴槽は42℃、「あつ湯」は浴槽44℃とさらに熱く、塩分濃度も高いためジリジリ感がすごい。さすがに「ぬる湯」のほうに人が集まっていた。湯量が豊富なため、お湯はすべて掛け流し。

有馬温泉銀の湯「銀の湯」も神戸市営の温泉施設で、2001年にオープンした。炭酸泉源にほど近い場所にある。金泉が主流であった有馬において、わずかな距離の違いであるのに炭酸ガスを含んだ冷鉱泉は、かつて毒水と信じられていたが、飲料水として使用されたのは明治8年のこと。砂糖を入れてサイダーとして飲まれていた。銀の湯で使用している源泉は、炭酸泉とラジウム泉の混合泉。金の湯ほどの混雑ではなかったが、泉質の違いを確かめるため、はしごする人が多いようだ。半円状の湯船が1つ、ほかに打たせ湯とスチームサウナがある。湯温が低いため加温しており、また循環処理(掛け流し併用)も行っているため、炭酸泉といってもシュワシュワした感触はない。金の湯同様、塩素消毒を行っているのだが、多少の臭いを感じるのは泉質のためだろう。お湯は無色透明で、温泉施設としては可も不可もなくといった印象。金の湯ほどのインパクトは感じないが、ぜひその違いを実感して欲しい。銀の湯⇒金の湯の順番で入浴するといいかも。

有馬温泉 金の湯
源泉/有馬温泉(有明1号・2号、天神泉の混合泉)
     含鉄−ナトリウム−塩化物・強塩温泉
住所/神戸市北区有馬町833 [地図
電話/078-904-0680
交通/神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩5分
料金/大人650円、小人340円(小学生)、幼児140円(3歳未満は無料)
     ※金の湯・銀の湯の共通券:850円
時間/8:00〜22:00、第2・4火曜日と1/1は定休

有馬温泉 銀の湯
源泉/有馬温泉(ラジウム泉・炭酸泉の混合泉)
     単純二酸化炭素泉、単純放射能泉
住所/神戸市北区有馬町1039-1 [地図
電話/078-904-0256
交通/神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩10分
料金/大人550円、小人290円(小学生)、幼児120円(3歳未満は無料)
     ※金の湯・銀の湯の共通券:850円
時間/9:00〜21:00、第1・3火曜日と1/1は定休

有馬温泉観光協会
有馬温泉旅館協同組合

有馬温泉金の湯・銀の湯パンフレット

有馬温泉パンフレット

世界文化遺産・国宝・姫路城

姫路城兵庫県姫路市にある姫路城は、別名白鷺城(はくろじょう)とも言われ、一度は訪れておきたい名城である。江戸時代初期の城郭建築で、一度も戦や災害にあうこともなく、美しい姿をいまに留めている。

訪れた日は姫路城に隣接する公園で「世界菓子博」が行われており、ものすごい人出だった。あとで調べてみるとこの日の来場者数は62,500人と過去最高記録だったようだ。おかげで天守閣への入城は1時間半待ちを余儀なくされ、しかも炎天下。「水分を十分に補給してください」なんてアナウンスも流れていたが、長蛇の列となった備前丸という広場には自販機もない。菓子博が目当てではないので、これは予期せぬ事態としか言いようがない。

菱の門番所西の丸化粧櫓西の丸

西の丸から天守閣の順に入城。刀や鎧といったありきたりな展示物がないので立ち止まることもないのだが、常に行列に埋もれて進む状況では退屈なことこの上ない。天守閣の最上階からの景色を眺めるために訪れたようなものだ。空いている時に訪れたかった。

ちなみに西の丸は、本多忠刻に嫁いだ千姫(将軍徳川秀忠の長女)が過ごしたところ。10万石の化粧料で「化粧櫓」を建てたといわれ、貝合わせの様子が再現されている。

姫路城を違う角度から天守閣からの眺望天守閣からの眺望

姫路城の歴史をパンフレットなどをもとに簡単に説明すると…。
姫路城は、播磨の守護職・赤松則村が元弘3年(1333)に姫山に砦を築き、その子である貞範が正平元年(1346)に城を構えたことに始まる。天正8年(1580)に入城した羽柴秀吉は、翌9年に三層の天守閣を築いた。関が原の合戦のあとは徳川家康の女婿・池田輝政が入城し、城域を拡大するとともに5層7階の天守を築き、池田氏3代のあとは、本多忠政・忠刻が西の丸を整備。元和4年(1618)に今日に見る姫路城の全貌を整えた。その後、松平氏、榊原氏と変わり、酒井氏のときに明治維新を迎えた。
廃藩置県によって姫路城は競売にかけられて落札されたのだが、解体費がかかりすぎるという理由で白紙となり、その後は陸軍用地として使用された。戦時中も被災することなく、費用10億円の「昭和の大修理」を経て、平成5年には日本で初めての世界遺産に登録された。

好古園好古園好古園

姫路城の西隣には、「好古園」という大きな庭園がある。もともと姫路藩主の下屋敷(御屋敷(おみやしき))があったところで、平成4年に姫路市制百周年を記念して造営され、開園した。池泉回遊式の「御屋敷の庭」など趣の異なる9つの庭園から成り、広さは約1万坪。多くの時代劇にロケ地として使われているという。

姫路城公式ホームページ(姫路市)
好古園公式ホームページ(姫路市)
姫路市立城郭研究室(姫路市)
ひめのみち:姫路城の達人(姫路観光コンベンションビューロー)
24Hライブ配信 世界文化遺産「姫路城」(姫路商工会議所青年部)

姫路城
住所/兵庫県姫路市本町68 [地図
電話/079-285-1146
交通/JR山陽本線姫路駅・山陽電鉄山陽姫路駅より徒歩15分
料金/(姫路城のみ)大人600円、5歳〜中学生200円
   (好古園共通)大人720円、小・中学生280円
時間/9:00〜17:00(4月下旬〜8月は9:00〜18:00)

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・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
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