旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

川崎市川崎区

saunahouse(川崎市川崎区小川町) ※2025/1/23オープン

PXL_20250314_005253459Z世代はアルファベットの大文字を好まず、小文字に穏やかさや親しみやすさを感じるのだという。川崎チネチッタのsaunahouse(サウナハウス)はそんな価値観に受け入れられてか、オープン前から大きく話題を集めた。川崎といえばいまやサウナ激戦区。駅前には川崎ビッグ、レックスイン、ロウリュランド、そしてsaunahouseの看板が立つ。レックスインとsaunahouseはチッタグループによる運営で、ロウリュランドはチッタのテナント。それぞれのコンセプトも異なるし、共存共栄となるか。

saunahouse(川崎市川崎区小川町)川崎駅よりチネチッタ通りを真っすぐ。噴水広場からもほど近い6階建のビルは、1階がフロント、2階はレストランとボディケア、3〜4階が男性フロア、5〜6階が女性フロア。男女同スペックだという。フロントで入館料を支払い、ロッカーキーを受け取ったらエレベーターで移動する。ロッカーにフェイスタオル2枚とバスタオル1枚が入っている。

saunahouse(川崎市川崎区小川町)サウナは5室あって、それぞれに番号が振られている。4階の1番サウナは4段タワーでオートロウリュあり、2番サウナはスチームサウナだ。また、4階には17℃の水風呂と43℃のあつ湯もある。室内階段で3階に降りると、階段状の3番サウナ、ベンチ向かい合わせの4番サウナ、セルフロウリュの5番サウナ。水風呂は9℃弱と21℃、炭酸泉と外気浴スペースもある。サウナはLED照明で鮮やかに彩られ、どれもそこそこに熱い。そもそもサウナと水風呂を5回も入るのだから、終いにはぐったりする。

別途200円の館内着を利用したとて、のんびり寛げるような休憩スペースはなく、5時間の制限時間は持て余す。サウナを日常的な趣味にしているならばレックスインや川崎ビッグへ、たまにしか利用しないけれど良い体験を求めるならロウリュランドやsaunahouseへ。価値観で選ぶ時代だ。

saunahouse(川崎市川崎区小川町)

saunahouse
住所/川崎市川崎区小川町5-1 [地図]
電話/ー
交通/JR川崎駅より徒歩5分、京急川崎駅より徒歩7分
料金/平日2,750円(5時間) ※12時までの受付でプラス3時間
     金・祝前日の17時以降3,450円(5時間)
     土日祝日3,450円(5時間)
時間/9:00〜24:00

栄湯(川崎市川崎区小田栄)

栄湯(川崎市川崎区小田栄)南武線の浜川崎支線のうち、小田栄駅は周辺再開発によって2016年に開業した駅。踏切をはさんで尻手方面、浜川崎方面が別々にホームを構える珍しい造りだ。高層マンションやショッピングセンターのほか、昔からの住宅地も広がる。駅からまっすぐ徒歩2分の距離にあるのが栄湯で、新旧住民にとっては憩いの湯と言える。サウナは別途300円で、下足札と鈴付きの番号札を交換。タオルセットのほか、ミニサイズのいろはすが付いてくる。

栄湯(川崎市川崎区小田栄)脱衣所にも聞こえてくるが、サウナ室でもニッポン放送のラジオ。鶴光とお美和子さまの掛け合いを聴きながら、遠赤外線ヒーターでじっくり汗を流す。温度計は100℃オーバー。水風呂は一人用サイズ。サウナ利用の自分と、温冷交代浴の客で交互に利用し、減った分の水は蛇口をひねって足してあげる。

浴室のタイル壁は水辺の景色が描かれ、滝からは実際に流れ落ちる。電気風呂、バイブラ湯、ジェットバスが並び、釜場の扉をはさんでシルク風呂と充実した内容だ。街の銭湯らしい点といえば、シャンプーやボディソープを備えていないこと。数十円の使い切りタイプの販売あり。帰り際にもらったサウナクーポン券は、10枚集めると1回無料。こうしたサービスが常連を作るのだろう。



栄湯(神奈川県浴場組合)

栄湯
住所/神奈川県川崎市川崎区小田栄1-11-23 [地図]
電話/044-344-0627
交通/JR南武線浜川崎支線小田栄駅より徒歩2分
料金/大人530円、中人200円、小人100円、サウナは別途300円
時間/15:00〜22:00、毎週月曜日定休(祝日の場合は営業)

小松湯(川崎市川崎区大島)

小松湯(川崎市川崎区大島)小松湯を訪ねたとき、目の前の公園では子ども達が全力でドッヂボールに興じ、すぐ近所の酒屋ではおっちゃん達が角打ちでほろ酔いだった。小松湯の店先に貼られたポスターは、地元の大島劇場。いまでは珍しい大衆演劇専門の劇場だ。どこにでもありそうな住宅地なのに、庶民的な風情を感じさせる。こういう環境には銭湯がよく似合うし、地元に愛されているのが伝わってくる。

小松湯(川崎市川崎区大島)フロントで料金を支払い、下足札と引き換えにサウナの引っ掛け鍵を、さらにフェイスタオルとバスタオルを受け取る。銭湯でのサウナ利用には店ごとの決まり事があったり、戸惑うこともしばしば。小松湯の場合で言えば、バスタオルをどうするかということ。「腰に巻くように」との看板に従うも、あいにくサウナ利用客は他におらず、最後まで正解はわからずじまい。

小松湯(川崎市川崎区大島)遠赤外線ヒーターでこじんまりとした室内。「低い温度でもよく温まる」といった趣旨の説明もあるが、温度計は108℃を指していた。しかしそこまで熱くは感じないし、心地良くも感じる。そのあとの水風呂は銭湯にしては冷たく、身体が引き締まる。ゆいるからそのままハシゴしたせいか、小松湯では2セットに留めたのに、帰り道に軽く脚が攣ったということは、しっかり発汗したのだろう。

小松湯(川崎市川崎区大島)入浴剤の替わり湯は寝湯と座湯のジェット。ガリウム石温浴泉はバイブラと電気風呂。白乳泉は文字通り真っ白なお湯で、「天然鉱石の粉末を…」といった説明。東京浴剤(剤の字は旧字体)という会社は、ストリートビューで確認したらいまも存在し、ごく普通の一軒家に看板を掲げていた。

といったわけで、ひと通りの個性的な湯船があって、その一つ一つがじんじんとよく温まる。夜遅くまで開いているし、近所に住んでいたら風邪など引くこともないだろう。若干のぼせた感もありつつ、たまには町の銭湯も良いものだなと。



小松湯
住所/川崎市川崎区大島5-8-7 [地図]
電話/044-233-3371
交通/JR川崎駅よりバス「大島五丁目」停徒歩2分
料金/大人490円、中人200円、小人100円
     サウナは別途200円
時間/14:00〜26:00、毎月8日・18日・28日定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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