




受付は3階フロントにて。プリンスクラブのポイントカードがあれば、入館料3,800円。入会金や年会費は不要だという。そんな話を聞いたらカードを作らない理由が思い付かない。しかも、手続きは後日郵送かウェブでも良いという。施設は裸で利用する温泉エリア(3階)、水着で利用するスパエリア(4階)に分かれており、レンタル品にはタオルのほかにガウンが付く。しかしこのバッグが大きくて、ロッカーの半分を占めるようでは困ったものだ。





フロアマップを見てもなんだかよくわからないのがスパエリア。おしゃれすぎる空間だ。パノラミックサウナの室内は広々として、しかも明るく、もはやサウナの名を借りた自由な発想。室温は50℃にも満たず、サウナーには常温レベルのぬるさだが、おしゃべりしたり、ごろ寝したりと30分も過ごせば良いのかなと。切り取った景色は高級リゾートのよう。しかしもう一方の眺めはまるっきしの田舎。むしろこれが大磯町の景色。






リゾート気分を満喫したい客の目当てはインフィニティプール。室内から屋外へと広がり、さらに目の前に広がる海、遥か向こうの水平線との一体感。澄み切った青空の下ならば、3色の青の鮮やかさにきっと心奪われるだろう。めったに雪が降らない土地柄にせよ、冬の時期や悪天候に屋外はつらい。ファイヤープレイスとして暖炉を設けたおしゃれラウンジのほか、カフェバーに並んでわずかな休憩スペース。しかもカフェバーは12時オープンだから、せめて自販機くらい置いていただかないと。
1階にあるレストランバーの宣伝もされなかったし(そもそも気づかなかったし)、リクライニングシートやワークスペースといった諸施設はなく、高い料金の元を取ろうにも過ごしづらい。もちろん宿泊客にとっての付加価値は高く、大磯を訪ねる理由づけになるのかもしれないが。最後に、平塚のグリーンサウナならば、2回行ってもお釣りがくると記しておきたい。
TERMAL SPA S.WAVE(サーマル スパ エス ウェーブ)
源泉/大磯温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物強塩泉)
住所/神奈川県中郡大磯町国府本郷546 大磯プリンスホテル内 [地図]
電話/0463-61-1111 (代表)
交通/JR東海道線大磯駅よりバス13分「大磯プリンスホテル」下車
国道1号線大磯警察署交差点より350m
西湘バイパス大磯西ICより1.2km
料金/大人4,500、小学生2,000円、未就学児無料
SEIBU PRINCE CLUB会員は大人3,800円、小学生1,500円
宿泊客は無料(大人のみ別途入湯税150円)
※小学生以下は温泉フロア(3階)のみ利用可能
※スパエリア(4階)は水着を着用のこと
時間/6:00〜24:00(ビジター最終受付17:00)