旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
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座間市

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘) ※2025/2/24オープン

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘)昨年5月末に閉店した座間市相模が丘の亀の湯。客のマナーの悪さが閉店に至る大きな理由だったようだが、戸建の多い住宅地の奥まった立地で、湯船のタイルが剥げ落ちるなど店内あちこちが老朽化している点も気になった。創業57年という時代の流れで個人的には閉店やむなしではないかと思ったが、サウナ店として2/24に改装オープンとなった。

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘)各駅停車の小田急相模原駅が最寄り。駅の踏切を境に東は相模原市、西は座間市。母校を眺めたり、ガス遠赤外線ヒーターでおなじみの日精オーバルを眺めたりと寄り道して、そこからはずっと住宅地。曲がり角に看板がないのは昔からで、この辺りは道幅が狭いので迷うこと必至。おまけに夜だと薄暗い。

店先には大きく「しずの湯」と書かれた日よけ暖簾を出し、店先はすっきりと片付いていた。薪を燃やすための廃材もきれいさっぱり。かつて男女で分かれていた入口を一方通行とし、下足箱はゲートを通過してから。料金は後払いで、そのまま脱衣所へ。時間管理は自らおこなう。改装を機に男女浴室をぶち抜いて一体化し、男性専用施設に。

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘)脱衣所はかつて女性側だけを活かし、男性側はサウナ室を新たに設けた。洗い場は一列分だけ配管を残して水栓器具を新調。島列だった箇所は立ち上がり部分だけ残している。湯船はかつて女性側だった2つ(浅・深)が温かく、男性側だった2つが水風呂に。そして、もとからあったサウナ室2つ(男女)は、ヒーターもろとも撤去されずに残されていた。言うなれば小休憩室。男女をぶち抜いた浴室はがらーんとして寒いので、ヒーターを付けてくれてもいいのに。

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘)広々としたサウナ室にはL字型にベンチ3段を設け、フィンランドSAWO社のタワーヒーターを2台設置。オートロウリュを頻繁に実施しており、最上段はかなり熱い。室内は無音で、15分の砂時計1つ、小さな温度計を掲げており、全体的にシンプルな印象。ペンキ絵が真っ白に消されてしまったのは残念だが、タイルは張り替えられ、岩手県宮古市の名勝・浄土ヶ浜をコンセプトにしているという。静けさの中で「さながら極楽浄土のごとし」の境地に達するか、それは心の持ちよう。都心ど真ん中ではなく、郊外の銭湯でのチャレンジは意外性と話題性が大きい。

しずの湯(神奈川県座間市相模が丘)


しずの湯 ※男性専用
住所/神奈川県座間市相模が丘3-67-10 [地図]
電話/ー
交通/小田急小田原線 小田急相模原駅より徒歩12分
料金/2時間1,480円(タオル込み)
時間/13:00〜23:30(休日は9:00〜23:30)

※浴室、サウナの写真はしずの湯公式サイトより転載

相模台浴場(神奈川県座間市相模が丘) ※2016/3閉店

相模台浴場(座間市相模が丘)小田急相模原駅を最寄りとする銭湯は3軒あるが、今回紹介する亀の湯があるのは駅から徒歩10分の住宅街の一画。駅南口を降りたら西へ。客引きの鬱陶しい風俗街(といっても小さなエリアだが)を過ぎたら、住宅街をはさんで線路と並行する道を西側に一直線。暗渠の遊歩道「さがみの仲よし小道」の起点にあるのが亀の湯である。周囲には低層の住宅が建ち並び、その中で亀の湯と、両側に併設するコインランドリーの明かりがまぶしく灯っている。

銭湯らしくない無骨な外観だが、入ってみると番台式の庶民的な風情。銭湯組合のホームページによると「入浴中のお客様は見えないようにしてあります」とあるが、実際にジュースのショーケースなどでうまく目隠しされている。脱衣所内は店主が撮影したのか全国各地の観光地の写真が飾られており、こぎれいで好感が持てる。

浴室に入ると、女湯との間仕切壁側から7、中央に5-5、そして窓側に4つのカランが並んでいる。固定式シャワーが付いているのは中央列のみで、ほかに立ちシャワーが1ヶ所ある。窓際にカランが少ないのは、サウナと水風呂を備えているため。しかしサウナは「諸般の事情により」休止中、よって水風呂の湯船も空っぽ。

湯船は浴室の奥にある。ジャグジーが約2帖分、ガリウム石を使用したバイブラ湯が約3帖分の大きさ。「地下水が豊富なので毎日入れ替えています」というが、むしろ入れ替えなくてはいけないのが銭湯ではないのか。地下水が豊富だというのは別の話だと思うが。日曜日は「森の香り」、火曜日は「ラベンダー」の入浴剤を入れているという。客の要望が多いためだというが、なぜ週2日なのか?なぜ入浴剤が決まっているのか?素朴な疑問だ。とはいえ、住宅街のなかの憩いの場的な雰囲気には好印象。サウナの復活を遠巻きに祈りたい。

相模台浴場(神奈川県浴場組合)

相模台浴場
住所/神奈川県座間市相模が丘2-13-9 [地図]
電話/046-252-0830
交通/小田急線小田急相模原駅より徒歩10分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜22:00、毎週水曜日定休

亀の湯(神奈川県座間市相模が丘) ※2024/5/30閉店

亀の湯(座間市相模が丘)小田急相模原駅は相模原市と座間市の市境にあり、駅西隣の踏切を交差する道路がその境界となっている。亀の湯はその道路と西側で並行するバス通りを、南にずっと歩いていく。「小田急住宅前」というバス停を過ぎたら信号を右折。さらに相模が丘郵便局を右折。言葉では説明しにくい場所だが、住宅街の奥まった場所といえば適切か。

亀の湯(座間市相模が丘)車寄せか!と思うほど大きくとったひさしが印象的な外観。客の大半は自転車で訪れるらしく、ひさしの下に適当に駐輪している。玄関に暖簾がかかってはいるが、屋号は出窓に置かれた小さな看板が知らせてくれるのみ。玄関先では左右どちらから入るべきか迷うが、多分どちらでもOK(だと思う。脱衣所の配置上、男性は右側から入るのが正解か)。中は広いホールとなっており、その奥にフロントがあった。脱衣所はホール左右から。たいていの銭湯では脱衣所の入口が暖簾だったり、引き戸だったりするものだが、こちらでは飾りっ気のないドアに、男湯と書いた紙が貼ってあるだけ。外観もそうだったが、余計な装飾や遊び心は一切なく、真面目なのかぶっきらぼうなのかわからない。

脱衣所にはロッカーが室内中央と壁際に置かれ、余計な物がないのでこちらもがらんとした印象。浴室は壁際に6、島式で5-5でカランが並び、いずれも固定式のシャワーつき。女湯との間仕切壁側にはシャワーブースが4つあるが、一面にはモザイクタイルで海中の風景が描かれているので、もともとあったカランを撤去して新設したのであろう。ペンキ絵としては、湯船の上に西伊豆堂ヶ島みたいな海岸の景色、サウナ室の上には女湯とまたがるようにして富士山が描かれている。これらは構図的につながっているようだが、全体的にくすんでいてよくわからないのが残念。

浴室の奥にある湯船は、真ん中で2つに区切られている。片方はバイブラ湯で2帖ほど、もう一方は座湯ジャグジーで3帖弱の大きさ。その隣にあるサウナは追加料金なしで利用できる。スチームサウナというわけではないのだろうが湿気があり、室内はさほど熱くはない。座面は木でできており、あとで知ったことだがみんな椅子を持ち込んでいた。東柏ヶ谷のひばりの湯、さがみ野のよし乃湯、そして相模が丘の亀の湯は意外と近接した地域だが、サウナ無料はこの地域の常識か。小さなサウナでもありがたい。これで水風呂があれば最高だが、贅沢なことは言わないでおこう。

亀の湯(神奈川県浴場組合)

亀の湯
住所/神奈川県座間市相模が丘3-67-10 [地図]
電話/046-254-7654
交通/小田急線小田急相模原駅より徒歩14分
     または小田急相模原駅よりバス2分「小田急住宅前」停徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜23:30、毎週火曜日定休

(追記)
2024/5/30をもって廃業
亀の湯(神奈川県座間市相模が丘)

亀の湯(神奈川県座間市相模が丘)廃業する2週間前に訪問。サウナは別途100円(引っ掛け鍵やバンドはなし)、間仕切り側の洗い場を一列分つぶして桶の水風呂を2つ設置。
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人530円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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