陣馬山といえば相模原市藤野町と八王子市にまたがる標高857mの山で、手軽に楽しめるハイキングコースとして人気なのだという。そして陣馬山のハイカーが立ち寄る温泉というのが「陣馬の湯」なのだという。温泉だけを目当てに訪れているので当然そんなことは知らないのだが、このあたりは陣馬山の南麓に位置し、山の景色がどこまでも広がっている。陣馬の湯というのはこの地にある3軒の旅館のことをいい、そのうち一番手前(陣馬街道側)にあるのが陣谷温泉である。
栃谷川を見下ろす斜面に建っており、大きな切妻屋根が印象的な外観。平日の昼間とあって訪問者は少ないのか、玄関先から何度か声を掛けると、ようやくおばちゃんが顔を出してくれた。浴室は別棟にあるため館内通路よりいったん外に出て、さらに階段を下る。檜風呂1つとカラン5つがあるだけの浴室だが、檜のにおいは扉を開けた瞬間にわかった。1帖半ほどの大きさで、竹の樋から絶えずお湯が注がれている。湯船は最近新調したのだろうか、宿の年季とは対照的に気合いが入っている。窓の外からは周囲の山々を一望し、谷底には栃谷川の清流が流れる。河原には池を作って鯉を泳がせている。目に映るのは自然のままの景色で、浴室は宙に浮いているような感覚。神奈川県では最北の温泉地であるが、なかなかの田舎であり、超秘湯的なロケーションであった。
陣谷温泉
源泉/陣馬の湯(泉質不明)
住所/相模原市緑区吉野1778 [地図]
電話/042-687-2363
交通/JR中央線藤野駅よりバス4分「陣馬登山口」停徒歩22分
料金/1,000円
時間/11:00〜17:00
・藤野観光協会
栃谷川を見下ろす斜面に建っており、大きな切妻屋根が印象的な外観。平日の昼間とあって訪問者は少ないのか、玄関先から何度か声を掛けると、ようやくおばちゃんが顔を出してくれた。浴室は別棟にあるため館内通路よりいったん外に出て、さらに階段を下る。檜風呂1つとカラン5つがあるだけの浴室だが、檜のにおいは扉を開けた瞬間にわかった。1帖半ほどの大きさで、竹の樋から絶えずお湯が注がれている。湯船は最近新調したのだろうか、宿の年季とは対照的に気合いが入っている。窓の外からは周囲の山々を一望し、谷底には栃谷川の清流が流れる。河原には池を作って鯉を泳がせている。目に映るのは自然のままの景色で、浴室は宙に浮いているような感覚。神奈川県では最北の温泉地であるが、なかなかの田舎であり、超秘湯的なロケーションであった。
陣谷温泉
源泉/陣馬の湯(泉質不明)
住所/相模原市緑区吉野1778 [地図]
電話/042-687-2363
交通/JR中央線藤野駅よりバス4分「陣馬登山口」停徒歩22分
料金/1,000円
時間/11:00〜17:00
・藤野観光協会