脱衣所の小さくてシンプルそのもの。ロッカーがいくつかあるのだが、すべて鍵はなく利用できなくなっている。どうやら籐の籠に入れて棚に入れるなり、そのへんに置いておくなりするらしい。番台のそばには衝立があり、服を脱いでいる様子は見えないようになっている。そしてその衝立にはタオルが何枚かぶら下げて干してあったが、それが誰のものか、また何故そうしているのかわからない。こんなレトロ銭湯にジュースの自販機があるのも驚きだが、まれに見る小さなサイズのものだ。
カランは19あり、中央部のものにはシャワーも鏡もない。大きな湯船は真ん中で2つに分かれており、黄緑色の入浴剤が入っていた。温度計を見ると46℃。そこまでは熱くないかなとは思うが、銭湯の熱いお湯に慣れていない人にはビックリするような感じ。
外観も脱衣所もそっけない地味な印象だし、湯船もこれといって特筆すべきことがない普通の銭湯なのだが、素晴らしいのはタイル絵。女湯との間仕切壁には松原や富士山などをモチーフとした海辺の風景を描いたタイル絵が4枚も並んでいる。さらに湯船側の壁には海岸線のかなたにそびえる富士山のペンキ絵。どこかで見たことのある景色だなぁと考えていたら、それは逗子あたりから見た江ノ島の景色。知ってる景色だとなんだか嬉しい。辻堂は銭湯も湘南だった…。
・若松湯(ふじさわの商店街)
若松湯
住所/藤沢市辻堂新町1-9-5 [地図]
電話/0466-36-8832
交通/JR東海道線辻堂駅北口より徒歩8分
料金/大人430円、小学生以下180円、未就学児80円
時間/15:00〜23:00、毎週水曜日定休
(追記-2008/6/26)
残念ながら今年3/18に廃業したようです。











