旧牛込区域には昔の町名がいくつか残っており、余丁町もそのひとつ。四は縁起が悪いから「余」を宛てたのだとか。余丁町の抜弁天交差点は地域を示す目印だが、抜弁天厳嶋神社は交差点の角にひっそりと社を構える。その歴史は源義家が戦勝祈願したとされる平安時代に遡り、神仏習合により新宿山ノ手七福神の弁財天を祀る。抜弁天とは境内を南北に通り抜けできることに由来する。
余丁町通りにはビルが建ち並ぶも、裏手には一戸建の民家が軒を連ねる。その一画に煙突を立てて営業するのが弁天湯だ。コインランドリーを併設し、通り側はありふれた銭湯風情だが、見上げれば立派な瓦屋根。フロントで料金を支払い、サウナ利用だと1,100円でタオル大小のほか、アメニティ1点が選べるとあってカミソリを貰う。リンスインシャンプーとボディソープは浴室に備え付けており、手ぶらで立ち寄れるのが嬉しい。浴室は男女日替わりとしており、この日の男湯には露天風呂あり(女湯にはミストサウナ)。新宿区で露天風呂とは贅沢だが、屋根の隙間から空を見上げるのみ。4つ並んだ風呂椅子は外気浴の客が入れ替わり立ち替わり。そもそも日曜日とあって、洗い場も多くが埋まっていたし、遠赤外線ヒーターのドライサウナも残り1〜2席で回転。ぬるめの水風呂にじっくり浸かれたことはラッキーだった。
浴室内にはジェットバスやバイブラ湯のほか、円形浴槽では薬湯を実施。風神雷神と北海道旭岳、地元富久さくら公園と西向天神を描いたペンキ絵が向かい合う。
・弁天湯(東京銭湯マップ)
弁天湯
住所/東京都新宿区余丁町5-1 [地図]
電話/03-3357-7370
交通/都営大江戸線 若松河田駅河田口より徒歩8分
都営大江戸線・東京メトロ副都心線 東新宿駅A3出口より徒歩11分
都営新宿線 曙橋駅A1出口より徒歩12分
料金/大人550円、中人200円、小人100円
サウナは別途550円
時間/14:30〜25:00、毎週水曜日定休(祝日の場合は翌日)









