富山の中心市街地ならまだしも、郊外の住宅地に「Sauna」を掲げる店舗。北陸の大動脈、国道8号線に面しているわけでもなく、富山港線の越中中島駅からも微妙に遠い。もとは地元のチェーン店、越のゆ富山店といい、改装を経て2021年末にリブランドオープン。もともとが年数を経ているせいか、スーパー銭湯としては小型店の部類だし、湯船の数も多くない。それならばコンセプト型として差別化を図ろうという思惑か。
Taloとはフィンランド語で「家」という意味。店内は木目を活かした温かみのある内装で、物販コーナーにはサウナハットだけでなく、北欧雑貨や食品も販売。浴室は男女日替わりで、湯船の配置が異なるほか、片方は露天風呂付き、もう一方は外気浴デッキとしている。また、浴室のど真ん中にはサンラウンジャーを並べ、おしゃれな内気浴スペースとしている。
サウナは2室あって、ドライサウナは昭和ストロングスタイルを謳う。フィンランド語で「小さい」という意味のピエニサウナではセルフロウリュが可能。サウナ小屋の中は階段で高低差を設けており、好みの熱さでじっくり楽しめる。水風呂は地下水かけ流しとのこと。温かい湯船はどれもシンプルだから、そのぶんサウナに対するこだわりが際立っている。なによりもおしゃれな感じを満喫できるという点は、ほかのスーパー銭湯にはない魅力だ。
2階の休憩スペースはヒュッゲラウンジと名付けられ、ヒュッゲとは「居心地のいい空間」「幸福な時間」を意味するデンマーク語。うたた寝したり、漫画を読んだり、コワーキングしたりと自由気ままに過ごせる空間だ。フリーWi-Fiや電源だけでなく、無料コーヒーがあるのも嬉しい。入館料のみで時間制限なく利用できるのでコスパがいい。
レストランではワンプレートの北欧メニューがおすすめ。ほかにもサウナ後を意識した丼物や麺類など、フィンランドのビールやサウナドリンクなど、メニューは幅広く、どれも写真映えすること間違いなし。北欧風サウナの家のコンセプトが示す通り、全体としてよくまとまっており、満足度が高い。ひとりでも友達どうしでも楽しめる施設だ。
Sauna Talo Toyama
住所/富山県富山市粟島町1-2-35 [地図]
電話/076-444-0261
交通/富山地鉄富山港線 越中中島駅より徒歩10分
国道8号線(富山高岡バイパス)「高園町」交差点より約350m
※無料駐車場あり
料金/大人平日880円・休日980円、小人380円、幼児100円
時間/6:00〜24:00









