ゆ家和ごころ 吉の湯(東京都杉並区成田東)サウナブームの火付け役といえばドラマ「サ道」。北欧、ニューウイングと続いて、第3話のロケ地となったのは杉並区のゆ家和ごころ吉の湯。偶然さんのホームサウナ(行きつけのサウナ)という設定で、外気浴シーンは印象に残っているが、最寄駅からは遠いし、当時は誰も話題にしていなかった普通の銭湯。サ道を機にサウナーが押し寄せる人気店となった。サウナ待ちが発生することもあるらしく、ロビーに専用の椅子が用意されていたり、公式サイトでは空き状況を確認できる。

PXL_2025ゆ家和ごころ 吉の湯(東京都杉並区成田東)サウナ利用だと黄色のロッカーバンド(入浴のみは青色)で、フェイスタオルとバスタオル付き。バスタオルをどう使うか銭湯によってさまざまだが、吉の湯ではベンチに敷いて利用する。意外とこの事前説明はありがたい。浴室には洗い場と、ジェットや電気風呂付きの主浴槽。露天に出ると、壺湯、炭酸泉、水風呂とサウナがある。毎週土曜日は麻布黒美水温泉竹の湯の黒湯が壺湯で楽しめる。

ゆ家和ごころ 吉の湯(東京都杉並区成田東)サウナは遠赤外線ヒーターのじんわりとした熱さに、適度な湿度をもたらすコンフォートサウナ。古びた印象もあるが、室内の香りはきれいだし、客のマナーが良いのも高得点。水風呂はバイブラ付きで、毎日通うホームサウナならば、これでちょうどよい冷たさかと。一角には椅子を並べており、サ道の名シーンとなった外気浴でととのいシーンを再現できる自ら再現できる。心の持ちようだったり、体調にも左右されるかと思うが、ゆったりと自然が感じられる場所だから、ととのいに向かいやすい環境ともいえる。

ミニスーパー銭湯と呼べそうなサイズ感だし、遠くの風呂屋に行かずともじゅうぶん揃っている。銭湯ランナーにも利便性は高く、近隣には善福寺川緑地や和田掘公園が、都内とは思えない緑豊かな森を残している。

ゆ家和ごころ 吉の湯(杉並区浴場組合)
ゆ家和ごころ 吉の湯(東京銭湯マップ)

ゆ家和ごころ 吉の湯
住所/東京都杉並区成田東1-14-7 [地図]
電話/03-3315-1766
交通/地下鉄丸ノ内線新高円寺駅または京王井の頭線永福町駅よりバス
     「松ノ木住宅」停徒歩5分
     丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅より徒歩19分、新高円寺駅より徒歩21分
     京王井の頭線西永福駅より徒歩21分
料金/大人550円、中人200円、小人100円
     サウナ込み入浴料1,100円
時間/13:30〜22:00(休日は8:00〜22:00)、毎週月曜日定休

※露天風呂の写真は杉並区浴場組合公式サイトより転載