小杉湯原宿(東京都渋谷区神宮前)町の銭湯は年々減少の一途をたどっている。建物や設備の老朽化、後継者不足、周辺環境やライフスタイルの変化など、さまざまな要因があるだろう。そんな状況にあっても代替わりを機に、建て替えや改修して生まれ変わる銭湯もある。しかし、新築となればごく稀なケースと言える。ましてや大都会原宿の一等地とあらば、話題や期待は大きい。場所は、神宮前交差点に昨年4月オープンした大型商業施設、東急プラザ原宿「ハラカド」の地下1階。

小杉湯原宿(東京都渋谷区神宮前)エスカレーターで地下1階に下りたら、フロア全体が小杉湯原宿で、チカイチという空間でもある。ちょうど小杉湯原宿の開店1周年。準備段階から振り返った写真パネルを展示しており、高円寺の小杉湯でもロビーをギャラリーとして活用していたことを思い出した。そして、高円寺の「小杉湯となり」にもコンセプトが似た、コワーキングデスクやごろごろしたりするのにも打ってつけな畳スペースもある。これらを利用するのにお金はかからない。

小杉湯原宿(東京都渋谷区神宮前)もちろん銭湯利用には入浴料が必要。小杉湯原宿は「その他の公衆浴場」なので自由設定だが、浴場組合と同じ大人550円で営業。物販の売上が大きかったり、ボディソープ等が協賛品だったとしても、都会のど真ん中で入浴したり、過ごしたりする時間を考慮すれば、安いと思ってしまう。小さな子供づれ、年配の方まで客層は幅広く、かといって通りにはたくさんいた外国人観光客の姿は見かけない。地元にお住まい(お勤め)の方が多いようだ。

小杉湯原宿(東京都渋谷区神宮前)小杉湯といえばミルク風呂、こだわりの替わり湯、そして水風呂の温冷交代浴。原宿でも同じように楽しむことができる。この日は新潟の松之山温泉の入浴剤を使用しており、ちょっと熱めの44℃だ。水風呂と往復したり、腰掛けて休憩したり。富士山を描いたペンキ絵を眺めたり、スタッフ手書きの壁新聞を読んだり。きらびやかな原宿の街とは対照的に、ここは気取っていないし、みな裸だから格好つけていない。ただひたすらに落ち着く空間だ。

小杉湯原宿(東京都渋谷区神宮前)

小杉湯原宿
住所/東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿ハラカド B1F [地図]
電話/03-6712-5026
交通/東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前<原宿>駅より徒歩1分
     JR山手線 原宿駅より徒歩4分
料金/大人550円、中人200円、小人100円
時間/7:00〜23:00、毎週木曜日定休