極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)今年2月より休業となったスパロイヤル川口が約1か月の改装期間を経て、極楽湯ロイヤル川口と名を変えてオープン。と聞けば明るいニュースだが、じつはスパロイヤルの前は、やまとの湯BALI・SPA川口店。この地に温泉施設が誕生してから16年の間に、運営会社が変わるたびに店名も変更。これで3度目とは業界でもあまり例はない。そして、昨年末はRAKU SPA BAY 横浜RAKU SPA Station 府中を立て続けにオープンしたが、ここ川口店だけは店名を継承するような格好となった。

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)エントランスまでのアプローチで気づいてしまったが、バリ風の石像は健在。案内板はスパロイヤル川口の記載部分を上から極楽湯に貼り替えただけだし、フロントまわりのアジアンテイストも変わらない。休業以前を失念してしまったが、おそらく受付や精算方法も変わらずの対面接客で、オープン直後の週末とあって来た人帰る人が入り乱れて列をなしていた。今回は岩盤浴も追加し、セットを受け取って入館。

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)館内の突き当たりに脱衣所があって、浴室には温泉を使用した炭酸泉、入浴剤を使用したジェットバス、そしてサウナと水風呂。温泉は地下1,300mより湧出し、炭酸泉では淡黄褐色。露天の岩風呂では温泉本来の黒湯で、上段がかけ流し、テレビのある下段は循環式。ほかに壺湯と寝湯もある。温泉は肌ざわりも良く、テレビを観ながらのんびり浸かれる。

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)サウナは5段タワーで広々としており、正面には遠赤外線ヒーター2台。ヒーターは前面を石積みに改良したオートロウリュ仕様で、30分おきに実施。そのタイミングを狙って入室しても席がないから入口で数人が立っているし、オープン記念で熱波イベントも開催されていたが、このときは外まで長蛇の列。ちなみに女湯には漢方塩サウナがあるという。

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)逆に岩盤浴は客がまばらで、貸切状態になる時も。3室あるうちの1室は女性専用で、2室は男女一緒。手前は床がタイルの大部屋、奥が岩塩とブラックゲルマの小部屋となっている。クールルームや外気浴がないので、空調の効いた前室のソファでテレビを観ながら休憩する。料金的にも微妙なところだが、空いていること、スポーツドリンクやほうじ茶が選べる無料のウォーターサーバーはありがたい。

休憩スペースはざっくばらんな雰囲気。ほかにレストラン、ボディケア、カットハウスがあって、スーパー銭湯の王道スタイルは健在。休日は家族や友達と、平日は仕事帰りに。オープン直後の盛り上がりがひと段落すれば、普段使いによいのかと。

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)

極楽湯ロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)

極楽湯ロイヤル川口
源泉/川口スパロイヤル温泉(ナトリウムー塩化物泉)
住所/埼玉県川口市朝日3-13-27 [地図]
電話/048-227-2611
交通/埼玉高速鉄道南鳩ヶ谷駅より徒歩15分、川口元郷駅より徒歩18分
     国道122号線「朝日3丁目」交差点より約200m
     ※駐車場130台分あり
料金/(平日)大人870円、子供430円
   (休日)大人970円、子供480円
     岩盤浴は別途平日670円、休日770円
時間/9:00〜25:00(休日は6:00〜25:00)


過去記事
やまとの湯BALI・SPA川口店(2009/4/10〜2014/3/16)
スパイロイヤル川口(2014/12/25〜2025/2/24)