昨年5月末に閉店した座間市相模が丘の亀の湯。客のマナーの悪さが閉店に至る大きな理由だったようだが、戸建の多い住宅地の奥まった立地で、湯船のタイルが剥げ落ちるなど店内あちこちが老朽化している点も気になった。創業57年という時代の流れで個人的には閉店やむなしではないかと思ったが、サウナ店として2/24に改装オープンとなった。
各駅停車の小田急相模原駅が最寄り。駅の踏切を境に東は相模原市、西は座間市。母校を眺めたり、ガス遠赤外線ヒーターでおなじみの日精オーバルを眺めたりと寄り道して、そこからはずっと住宅地。曲がり角に看板がないのは昔からで、この辺りは道幅が狭いので迷うこと必至。おまけに夜だと薄暗い。店先には大きく「しずの湯」と書かれた日よけ暖簾を出し、店先はすっきりと片付いていた。薪を燃やすための廃材もきれいさっぱり。かつて男女で分かれていた入口を一方通行とし、下足箱はゲートを通過してから。料金は後払いで、そのまま脱衣所へ。時間管理は自らおこなう。改装を機に男女浴室をぶち抜いて一体化し、男性専用施設に。
脱衣所はかつて女性側だけを活かし、男性側はサウナ室を新たに設けた。洗い場は一列分だけ配管を残して水栓器具を新調。島列だった箇所は立ち上がり部分だけ残している。湯船はかつて女性側だった2つ(浅・深)が温かく、男性側だった2つが水風呂に。そして、もとからあったサウナ室2つ(男女)は、ヒーターもろとも撤去されずに残されていた。言うなれば小休憩室。男女をぶち抜いた浴室はがらーんとして寒いので、ヒーターを付けてくれてもいいのに。
広々としたサウナ室にはL字型にベンチ3段を設け、フィンランドSAWO社のタワーヒーターを2台設置。オートロウリュを頻繁に実施しており、最上段はかなり熱い。室内は無音で、15分の砂時計1つ、小さな温度計を掲げており、全体的にシンプルな印象。ペンキ絵が真っ白に消されてしまったのは残念だが、タイルは張り替えられ、岩手県宮古市の名勝・浄土ヶ浜をコンセプトにしているという。静けさの中で「さながら極楽浄土のごとし」の境地に達するか、それは心の持ちよう。都心ど真ん中ではなく、郊外の銭湯でのチャレンジは意外性と話題性が大きい。しずの湯 ※男性専用
住所/神奈川県座間市相模が丘3-67-10 [地図]
電話/ー
交通/小田急小田原線 小田急相模原駅より徒歩12分
料金/2時間1,480円(タオル込み)
時間/13:00〜23:30(休日は9:00〜23:30)
※浴室、サウナの写真はしずの湯公式サイトより転載










