土肥温泉の歴史は古く、江戸時代に土肥金山の坑口から湧出したのが始まりだという。海水浴場から土肥港にかけて大型温泉ホテルが建ち並ぶが、今回は地元の共同浴場へ。国道裏の狭い通りから、アパートと民家の間を入っていく。看板には元湯温泉とともに水中共同浴場の名前も。地元の水中区が管理する施設だが、一般客も300円で利用できる。券売機でチケットを購入し、受付へ。脱衣所は棚と籠のみ。浴室には洗い場3人分と湯船がひとつ。ボディソープなどの備え付けはもちろん無し。絶えず補給している源泉は熱めなので、蛇口をひねって水を足しながら湯加減を調整する。温泉街とは離れ、ひっそりとした地元の湯。素朴な雰囲気がたまらない。
・元湯温泉（伊豆市観光協会土肥支部）
元湯温泉
源泉／土肥温泉（カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉）
住所／静岡県伊豆市土肥1053-5 [地図]
電話／0558-98-1212（伊豆市観光協会土肥支部）
交通／国道136号線土肥交番より約400m
※無料駐車場あり
料金／300円
時間／14:00〜21:00、毎週水曜日定休
