東海道五十三次の鞠子宿(丸子宿)は、江戸から20番目の小さな宿場町。駿府匠宿は伝統工芸の技を未来に伝える体験型施設で、ここを拠点として泉ヶ谷では古民家を改修するなど、地区一体となって観光客を呼び込もうとしている。古くからの里山情緒を残しつつ、おしゃれなカフェなどもあるから、散策するだけでも楽しい。ふきさらし湯は今年2025/1/26にオープンした温浴施設で、地区の環境と調和した本格的な木造建築。
番台と言いたくなるような小さな受付と、数人が腰掛けられる待合スペース。脱衣所では籠を使う。温泉場の共同浴場を意識した造りだが、電子決済にも対応した券売機、貴重品ボックス、一部を鍵付きロッカーに。店名が示す通り、浴室は吹きさらしで、半露天のような空間。庭に面した壁はなく、太い梁を用いた小屋組み。熱めに沸かした湯船がひとつあるのみで、外気浴スペース、手入れされた庭があって、正面には山の緑を眺める。
屋外のサウナ小屋にはハルビアの小型タワーストーブを設置し、セルフロウリュが楽しめる。片流れの屋根に丸みを付けて熱対流を考慮。庭を眺めながらのんびり汗を流し、胸のあたりまで深さのある水風呂ですっきり。この日は大ベテランによる熱々のゲリラアウフグースも開催された。天気もよく、浴室まで風が通り抜けて気持ちがいい。雨や風がひどかったら浴室まで吹き込んできそうだが、自然の理に従うのもまた一興。里山風情と湯治場風情をいっぺんに味わうことができ、静清バイパスからのアクセスの良さもあって、手軽に小旅行気分が楽しめる。
ふきさらし湯
住所/静岡県静岡市駿河区丸子3288-2 [地図]
電話/050-1721-4014
交通/国道1号線(静清バイパス)丸子ICより約600m
国道1号線(現道)駿府匠宿交差点より約550m
※無料駐車場あり
料金/大人平日600円・休日800円、子ども500円
サウナ付き:大人平日1,600円・休日2,000円
時間/7:00〜19:00、毎週火曜日定休
※訪ねた日は開湯記念料金につき、大人1,000円、子ども500円(2月末まで)
※浴室の写真はふきさらし湯公式サイトより転載










