RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)昨年12/5に横浜市神奈川区のINSPAが「RAKU SPA Bay 横浜」として、さらに12/25には東京都府中市の縄文の湯が「RAKU SPA Station 府中」としてリブランドオープン。温浴業界にとっては昨年末にふっと沸いたビッグニュースだ。さらに、武蔵小金井でもRAKU SPAが今年末オープンを目指して着工中。ここにきて王者・極楽湯が本気を出してきた。

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)武蔵国総社・大國魂神社には例年50万人の初詣客が訪れるという。RAKU SPA Station 府中は京王線府中駅から大國魂神社への道すがらにあって、府中本町駅にも近い。昨年末の繁忙期にオープンし、年始には相当の混雑だったと想像する。縄文の湯は昨年10/14に閉店し、改装期間は2か月余り。テナントビルの6階〜12階に入居し、各階の内容に変わりはなく、男性は12階脱衣所から11階浴室へ裸で階段を降りる(女性は9階脱衣所から10階浴室へ)。

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)浴室の天井には立派な梁を渡し、重厚な雰囲気。湯船の配置も変わりはなく、イベント湯は「開店祝いの湯」と称したよくわからない入浴剤だった。ほかにジェットバスと地下1,000mから湧出した黒湯の温泉。半露天風呂もあって、こちらも黒湯の温泉が熱めで楽しめる。晴れた日には富士山を望むというが、夜は塀の隙間から街の明かりを眺める。

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)変貌を遂げたのはサウナ室で、前室は左右2名分を残して大きくカットされ、ヒーター3台が鎮座する広々空間に。毎時00分・30分にはオートロウリュが作動する。スポットライトが点灯するとスプレー状に30秒、送風が30秒。ライトが消えると、またすぐさま点灯し、同じことを繰り返す不思議な設定。1回目は余裕だが、2回目は熱くて最後まで座っていられない。サウナのリニューアルは男性側だけで、ミストサウナの女性側からは男女格差との声が聞こえてきそう。

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)繁忙期の反動か、平日の館内は客が少なく静まり返っていた。レストランはワンプレートやベジボウルなど若い世代を意識したメニューもあるし、席数は多くないがコワーキングスペースも新設。8階の休憩スペースには2万冊の漫画を揃え、シェルフやソファで寛げる。まだまだ空間を持て余しているので、さらに充実されることを願いたい。金・土・祝前日はオールナイト営業だが、リクライニングシートの数は多くないので、宿泊目的だと不安になるかも。

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)

RAKU SPA Station 府中(東京都府中市宮西町)

RAKU SPA Station 府中
源泉/縄文の湯(ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉)
住所/東京都府中市宮西町1-5-1 [地図]
電話/042-370-1926
交通/京王線府中駅西口より徒歩2分
     JR南武線・武蔵野線府中本町駅より徒歩9分
     国道20号線「寿町1丁目」交差点より約200m
     ※駐車場156台分あり(入館料を除いた館内利用金額で割引あり)
料金/(平日)大人2,000円、子供1,300円
     (休日)大人2,400円、子供1,600円、朝風呂1,200円(6:00〜8:00)
     ※深夜割増料金2,300円(金・土・祝前日25:00〜翌5:00)
時間/10:00〜25:00(金・土・祝前日は10:00〜翌8:00)