武田信玄の隠し湯というのは山梨県内外にあるが、隠し金山も各地に点在する。茅野市金沢地区の金鶏金山もそのひとつ。国有林の中にあるため採取は不可だが、いまでも砂金や鉱石が見られるとか。そして、金鶏金山にちなんで名づけられたのが、金沢温泉金鶏の湯。国道20号線金沢交差点が目印だが、ここはかつて金沢宿本陣があったところ。ほかに旅籠17件があったというから、かつての賑わいが偲ばれる。
茅野市営6軒の温泉のうちのひとつで、1996年オープン。こじんまりとした和風の建物で、古さは全く感じない。ドライブついでにも立ち寄りやすい立地だが、やはり地域住民の利用が殆どだろう。扇形をした浴室は窓を大きく設けているが、塀に遮られて開放感には乏しい。すぐ背後に宮川が流れているはずだが、塀越しに畑を眺めるのみ。内湯、サウナ、水風呂があるのみで、露天風呂はなく、地域の共同浴場のような雰囲気。サウナはこじんまりとしており、マットはなく、ベンチに直に座るか自身のタオルを敷くか。水風呂もこじんまり。温泉はトロっとした肌ざわり。浴室内にベンチ1つもないので、湯船のふちに腰かけて休むか、水風呂と交代浴するか。
平日の昼間とあって客はまばら。週末には観光客の立ち寄りもあるのだろうが、舞台付きの大広間はがらーんとしていた。茅野市営の温泉施設はほかに5軒あるので、またいずれの機会に訪ねてみたい。
・金沢温泉金鶏の湯(茅野市ウェブサイト)
金沢温泉金鶏の湯
源泉/金沢温泉(単純温泉)
住所/長野県茅野市金沢2316-1 [地図]
電話/0266-82-1503
交通/国道20号線(甲州街道)「金沢」交差点より130m
※無料駐車場35台分あり
料金/大人600円、小中学生300円、小学生未満無料
時間/9:00〜21:00、毎週水曜日定休










