SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)小田急線が地下に潜ってからというもの、駅前の様子が一変してしまった下北沢。線路跡はいまだ整備が進められており、「下北線路街空き地」ではテントサウナのイベントが行われていた。昨年初頭も同様のイベントが行われていたが、今回の「サウナランド アンダーノースヘブン(サウナランド下北沢)」は、会期が1/21〜3/21までちょうど2か月間開催。

SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)事前予約が原則だが、平日の昼間に直接訪ねてみたら「すぐ入れますよ」と。テントサウナイベントだけあって、受付は簡素な仮設テント。会場は仮設シートで覆われ、脱衣所は仮設プレハブ。水着に着替えてプレハブを出ると、目の前には大小のテントサウナ4張りと、仮設プール、椅子がいくつか並んでいた。すべて仮設とはいえ、これも保健所の許可を得た公衆浴場。水着とはいえ男女別浴。

SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)案内のお姉さんに説明をいただき、端から順番に入ってみる。まずは、アロマオイル4種類から好みでセルフロウリュできるというテント。つぎは、クラフト温泉「ルフロ」を使用したテント。そして、スチームジェネレーターを備えたテント。熱めに仕上げており、ラドル2杯程度のロウリュでさらに熱く、スチームジェネレーターは熱すぎて2〜3分で脱出。真冬ならまだしも、といった激熱体験は、施設では決して味わえない。

SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)最後に大型のテントへ。薪ストーブ3基を備え、熱波師によるアウフグースイベントでは立ち見含め最大で20〜30名を収容したという。会場は仮設シートで覆われているものの、下北沢という土地柄、周りの雑居ビルの上階を眺めるし、その中にはパチンコミナミの屋上看板も。そして、シートを隔てて外からは、子供たちのきゃっきゃした声が聞こえてくる。

SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)サウナと水風呂を繰り返しているうちに、やっぱり春先とはいえ、寒くて身体がおかしくなってきそう。温かいシャワーを浴びておしまい。このようなイベントが都会の一画で行われているなんて、よくよく考えれば不思議なこと。サウナが身近に感じられ、河原やキャンプ場に行かずともテントサウナが楽しめる。なかなか貴重な体験だった。

SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)


SAUNALAND UNDER NORTH HEAVEN(サウナランド下北沢)
期間/2023/1/21〜3/21
住所/東京都世田谷区北沢2-33-12付近 下北線路街 [地図]
電話/ー
交通/小田急線・京王井の頭線 下北沢駅東口より徒歩4分
料金/平日90分:男性2,800円・女性2,000円
     休日90分:男性3,700円、女性3,000円
時間/10:00〜22:00