富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)富士宮の地名が指すところのお宮さんは、もちろん富士山本宮浅間大社。日本各地に約1,300ある浅間神社の総本社だ。浅間大社は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)を祀っており、花が咲く=繁栄を象徴することに因んで、花の湯は名付けられた。もちろん富嶽とは富士山。国道139号線の登山口入口交差点そばにある。

富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)時之栖グループで、ホテルを併設した大型施設。雰囲気は健康ランドの業態に近い。フロントまでの通路は、そこでも何か催し物ができそうなくらい広々とし、ところどころにある装飾は大きく華やかだ。健康増進フロアと称して卓球台やビリヤード台があったりと、とにかく贅沢な広さ。もちろん脱衣所や浴室も広々としているのに、入館プランには60分の立ち寄り券もあって、よほど通い詰めた常連でないと無理ではないかと。

富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)浴室に入るとまずは死海風呂。海水の10倍濃度で身体が勝手に浮くが、髭剃りのあとはつらい。ほかに広すぎる炭酸泉と温泉バイブラ湯、スチームサウナとドライサウナ、水風呂。ドライサウナは年季の入ったサウナ店をほうふつとさせる。浴室が広すぎるがゆえ、水風呂からの外気浴など遠すぎて面倒になる。しかし今回の目当ては、露天の一角にあるサウナ小屋。その名も「窯じいのフィンランドサウナ」。

富嶽温泉 花の湯(出ていた。宮市ひばりが丘)公式サイトやツイッターなどでは告知されていないが、いろいろ調べてみると金土日祝のみ利用可。しかし、館内ポスターで昼から夕方までと知り、もうとっくに日も暮れたし途方に暮れていたところ、窯じいさんはまだ薪をくべていた。聞くと「今日は19時半くらいまでかなぁ」と、アバウトだ。

小屋が簡素だからこそ、石をゴロゴロ積んだストーブが厳つい。薪サウナは熱さにとげがなく、窯じいさんがロウリュをすると、湿度とともに体感温度が一気に高まる。ひとり用の小さな水風呂だが、小屋のすぐ隣にあって、その隣にある椅子で外気浴。すべてが数歩以内で完結するのが良い。

富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)広々として開放的な露天スペースには、草津の湯、替わり湯、そしてひとり用の壺湯が5〜6ほど並ぶ。壺湯にはドクダミや刻み柚子などの袋詰めが浮いており、それぞれ異なる効果と香りが楽しめる。真冬は寒すぎて、せっかくあるウッドデッキで外気浴などもってのほか。水風呂のあとは、ぬるめの壺湯が気持ち良すぎて、しばしうとうと。

富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)休憩室やレストランは2階にある。階段の踊り場にはグランドピアノ、上がった先には七福神。クラシカルな応接間、無料マッサージチェア、カラオケボックス(休止中)など、統一感なく何でもあって、ひとつひとつがゴージャス。宴会場のうち数室に「〇〇家」の看板が出ていたが、コロナ禍でなければ新年会などで賑わうのだろう。大広間には無数の座卓が並び、その奥にはリクライニングシートの仮眠室。併設するホテルの客室もわりとリーズナブルなので、利用シーンによって使い分けるとよいのかも。

富嶽温泉 花の湯(静岡県富士宮市ひばりが丘)

富嶽温泉 花の湯
源泉/富嶽温泉(単純温泉)
住所/静岡県富士宮市ひばりが丘805 [地図]
電話/0544-28-1126
交通/国道139号線「登山道入口」交差点そば
     ※無料駐車場500台分あり
料金/1日券(平日)大人1,540円、小人715円
     1日券(休日)大人2,090円、小人935円
     立ち寄り券60分(平日)大人814円、小人407円
     立ち寄り券60分(休日)大人1,034円、小人517円
     夜間券(平日)大人1,320円、小人605円
     夜間券(休日)大人1,540円、小人825円
     オーバーナイト追加料金:大人2,000円、小人1,000円
時間/10:00〜翌9:00