川崎市には大小さまざまな銭湯が営業しており、その中でも朝日湯は露天風呂を備える大型店だった。建て替えのため2017年に閉店してから3年半以上、遅れに遅れた工事となったが、想像をはるかに上回る新施設としての営業再開となった。まず驚いたのは、ワンコイン500円以下だった入浴料が、浴場組合を脱退してその3倍以上へ。タオルセット付きとはいえ、ハイクラスのスーパー銭湯並みだ。それに見合うハードとソフトの両面を期待し、グランドオープン当日3/12に訪問。
下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーとタオルセットを受け取る。レストランやワークスペースを横目に、2階の浴室へ。最小限の洗い場に、サウナと水風呂、炭酸泉、温泉浴槽(ぬる湯・あつ湯)が並ぶ。露天風呂は設けず、その代わりにこじんまりとした外気浴スペース。スーパー銭湯の枠組みで言えば小型店だけど、ひとつひとつのアイテムにはこだわりが感じられる。
サウナは毎時00分と30分にオートロウリュがあり、体感温度が一気に高まる。スタッフによるアウフグースも現時点では不定期開催だが、キャパの問題もあって混雑は必至。水風呂は150cm(女湯135cm)と深さが自慢。深いところは実質2人分だが、冷たいから回転率が良い。その隣の炭酸泉は温度をかなり低めにしているので、水風呂が苦手な人にもってこい。温泉との温冷交代浴もおすすめだ。新築再開の目玉とも言えるのが温泉の掘削。地下1,200mより湧出し、黄褐色で塩分を多く含むのが特徴。ぬる湯の吐水口からは、非加熱(泉温35℃)の源泉が注がれる。
レストランでは自家製の豆腐や醤油麹をはじめ、素材や産地にこだわった健康的なメニューを揃えている。味も見た目も良いし、手作り感もあるけれど、そのぶん結構なお値段。食事をするとコーヒー無料というのが、せめてものサービスか。そういえば、最近オープンした店舗では、入退館や飲食などセルフサービス化の流れが主流だけど、ここはフルサービス。オープニングだからか、人件費も惜しみなく投入している様子。
休憩スペースは3階にあり、ごろんと横になって寛げる。広々としたテラスの今後の活用に期待したい。別料金となるが、よもぎ蒸しもあって、美や健康への意識の高い女性には受けが良さそう。入館は5時間制で、入浴のみなら時間を持て余してしまう。また、夕方以降の入館だと5時間を切ってしまうので、客の割り切りが必要か、それとも今後は割安料金を検討していただけるのか。 小学生も結構な料金だし、ファミリーでの来店は想定していないのだろう。裏を返せば、違いのわかる大人向けの店舗だということ。川崎では望まれていたのかもしれない。朝日湯源泉ゆいる本日グランドオープンです‼️
— 朝日湯源泉ゆいる【公式】 (@yuiru2021) March 11, 2021
4年の歳月をかけて温泉を掘り、内装を整え300名以上の応募者から精鋭メンバーを厳選し、試行錯誤を繰り返していよいよです😂
大きな施設ではないけれど、サウナ好きな経営陣の
熱い想いが詰まった「ゆいる」今日が誕生日です🎂 pic.twitter.com/6rflK5dsUQ
朝日湯源泉ゆいる
源泉/川崎朝日湯温泉(含よう素−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
住所/川崎市川崎区鋼管通3-1-2 [地図]
電話/044-333-4126
交通/JR川崎駅よりバス「鋼管通2丁目」停徒歩3分
料金/(平日)大人1,540円、小学生1,210円
(休日)大人1,910円、小学生1,430円
※5時間制、タオルセット付き
※延長は1時間あたり平日330円・休日440円
※小学生未満利用不可
時間/10:00〜22:00、毎週水曜日定休









