サウナ&カプセルミナミ 学芸大店(東京都目黒区鷹番)とうの昔に大学は移転してしまったのに、駅名はいまだに学芸大学。ちなみに隣の都立大学駅も同様。両駅とも駅名変更には反対多数だったというから、住民の愛着心は興味深いが、渋谷から約10分で適度な都会感。住みたい街ランキングに名前が挙がるのもわかる。

それはさておき目指すはサウナ&カプセルミナミ。学芸大学駅を降りたら、商店街の先に見えるパチンコ店に併設。1階のフロントで受付したら、サウナのみの客は3階へ(カプセルは2階)。ロッカーの中には館内着とタオルが入っており、目の前を通過する電車を眺めながら着替える。

サウナ&カプセルミナミ 学芸大店(東京都目黒区鷹番)階段を上がって4階の浴室へ。横長の室内は南側一面がガラス張り。天井付近は勾配になっており、明るい日差しが入ってくる。サウナ店の多くは地下に浴室があったり、採光は全く考慮していなかったりするけれど、ここはなんと健康的であろうか。湯船はバイブラとジェットを備え、広々としつつも、柱によるゾーン分けで他者に気を遣わなくていい。

サウナ&カプセルミナミ 学芸大店(東京都目黒区鷹番)昼間のサウナ室はおじいさんばかり。向かい合わせでベンチを設けており、室内はたいして広くはない。初めは手前の下段に腰掛けてみたが、なんだかぬるい。空きが出たのを見計らって、ヒーター前の上段に移動。約100℃の熱さを堪能できた。水風呂は2つあって、サウナから遠い方は20℃、近い方は18℃と好みで選べる(もう少し冷たくても大歓迎)。そのあと椅子に腰掛けて休もうかと思うが、なぜバスタオルを敷いているのか。湿っていて嫌だ。

サウナ&カプセルミナミ 学芸大店(東京都目黒区鷹番)入口のタオルを入れる棚が汚かったり、タイルの目地が剥離していたり、気になる箇所も多々あるが、学芸大学のおしゃれでない一面を垣間見た思い。休憩室にはリクライニングシートが並び、何の隔てもなく隣にはレストランの座卓が並ぶ。食べて呑んでそのままごろ寝。最高じゃないか。ちなみにカプセルは60室あって、一泊3,500円とリーズナブル。下北沢店同様、庶民の味方だ。

サウナ&カプセルミナミ 学芸大店 ※男性専用
住所/東京都目黒区鷹番3-9-9 [地図]
電話/03-3760-3731
交通/東急東横線学芸大学駅西口より徒歩2分
料金/早朝タイム1,500円(受付6:00〜12:00、利用は18時まで)
     一般タイム1,800円(受付12:00〜23:00、利用は24時まで)
     深夜タイム2,800円(受付23:00〜翌6:00、利用は10:00まで)
     ショートタイム1,000円(受付12:00〜19:00、利用は90分)
時間/24時間、年中無休