横浜×楽天(横浜スタジアム)国民の多くが注目し熱狂したであろうWBC準決勝、日本×アメリカ。息の詰まる試合が行われていた最中に、横浜スタジアムでは楽天を迎えてのオープン戦が行われた。平日の昼間から皆さん暇なのか1万人弱が詰めかけ、九割九分が横浜ファン、ライトスタンドは8割方埋まっていた。誰もWBCに興味を示していないのか、スマホでチェックする光景もなく、敗戦にざわつくこともなく、球場にアナウンスが流れても良さそうだがそれもなし。みんな目の前の試合に集中しているわけでもなく、午後のひとときを満喫している感じ。素晴らしい。

横浜×楽天(横浜スタジアム)横浜の先発はドラ1ルーキーの濱口遥大(#26)。宝島社の選手名鑑によれば「力感あふれるフォームからの真っ向勝負が身上(以下省略)」。大学ナンバーワン左腕との評価も見聞きしたが、プロの舞台に立つには制球力を磨く必要ありか。5回で100球以上は無駄が多いし、観ている側は退屈する。それでも2失点だから粘投と言えるか。同じくルーキーの進藤拓也(D8位)は、9回表の1イニングを投げて2奪三振。楽しみな存在だ。

横浜×楽天(横浜スタジアム)近年のドラフト戦略は当たりと言えるが(柿田以外)、今日のスタメンには3番レフトに佐野恵太(D9位)を起用。将来の大砲と期待され、ラミレス監督のお気に入り。結果はゴロ4つだが、チーム唯一の得点をゴロアウトで叩き出した。ランナーを3塁に置く場面が何度かあったのに、今日は打線が機能せず。ひとり気を吐いたのは3安打の関根。ただ、春先に調子が良い印象もある。公式戦開幕は目前に迫っているというのに、オープン戦は相変わらずの低空飛行。上向く兆しはあるのだろうか。