横浜×阪神(横浜スタジアム)節目の100試合を消化し、借金1つで3位に踏み止まっているのは健闘の証。4位以下はずぶずぶの泥沼と化しているから、足を滑らせたらどうしよう。クライマックスシリーズ進出の大目標に向け、ネガティヴな考えが頭をよぎる。昨夜は山康晃の乱調で阪神相手によもやの敗戦を喫したが、苦手を克服しなければ先は見えてこない。

横浜×阪神(横浜スタジアム)横浜は初回に3番鳥谷、4番福留の連打で1点を失うものの、その裏にすぐさま逆転。阪神先発の能見が投じた初球はデッドボールとなり、勝利の輝きファンファーレを歌い直すハプニング。そして桑原はすかさず盗塁、そして石川の打球をセカンド荒木郁也がトンネルし、まず同点に。さらには梶谷、筒香の連続ホームランとくれば笑いが止まらない。

横浜×阪神(横浜スタジアム)いい流れで初回を終えるも、その後はさっぱり。気付けばスコアボードの安打数は2のまま。能見に対して手も足も出ずにいたが、7回表に阪神ベンチが動いてきた。約1か月ぶりの先発で、すでに101球を投じている山口俊。疲れが出てきたと見たか、能見の代打中谷は初球をひと振りしてスタンドへ。金本采配はひとまず的中か。

横浜×阪神(横浜スタジアム)ヒット1本が遠く、横浜は8回裏にようやくチーム3本目のヒット。これをきっかけにランナー2,3塁まで攻め立てるも、得点ならずに山康晃の出番となった。「やり返す」と意気込み高くマウンドに立つも、先頭のゴメスに一発をくらうのだから今後に不安がいっぱい。なんとか1点差で逃げ切り、4位阪神との差は再び5ゲームに。上を見るより下を気にしてしまうのは悪い癖だが、筒香がよく言う「目の前の一戦を大事に戦う」。まさにその通りだ。