横浜×楽天(横浜スタジアム)交流戦も楽天戦が最終カード。勝率5割で終えるためには1つも取りこぼせないし、再びチームとしての貯金を作りたいところ。自信3連勝中の久保康友について、「オコエ斬り」に自信たっぷりとの報道も、いざ蓋を開けてみればいきなり三塁打をくらう始末。続く2番藤田のタイムリーと、4番ウィーラーの2ランでさっそく3失点。楽天対策はばっちりだとかどの口が言ったものだか。こちらは開いた口がふさがらない。それでもすぐさま1点を返すが、久保と高城のバッテリーではテンポが悪く、終始劣勢ムードに変わりはない。

横浜×楽天(横浜スタジアム)打線では不調の梶谷に代え、ロマックが5番ライトでスタメンに入り、同じくパッとしないエリアンは2番セカンド。アメリカではつい先日、イチローが最多安打記録を塗り替えたが、これにピート・ローズが反論。「マイナーリーグでの安打数を足したりはしない」と。日本=マイナーだとすれば、ロマックやエリアンははっきり言ってマイナー以下。高卒ルーキーのオコエのほうがよっぽど活躍しているではないか。ダメな子ほどかわいいとは言うが、負け試合では腹が立つ。ラミレスも「ロマックには我慢の限界」って、いまさら気づいたのか。

横浜×楽天(横浜スタジアム)筒香の一発で1点差まで追い上げるも、田中健二朗が火消しに失敗し、リードは5点に広がってしまう。またしても藤田だ。横浜時代は地方球場に強いイメージだったのに、ハマスタでのびのびとプレーしてやがる。しかも横浜は、皮肉なことに藤田の穴をいまだに埋めることができない。

楽天3連戦はガールズフェスティバル。女性来場者にはユニフォームが配られるとあって、いつもより女性客の姿が多かったように思う。そのせいかレフトスタンド開放にもかかわらず、残っていたのはわけあり席のみ。背後からは黄色い声援ではなく、キンキンに耳をつんざく、「オコエくーん」「松井くーん」と女性ならではの熱いエール。大量リードでも守護神・松井裕樹を登板させるとは凱旋のつもりか。制球の苦しさにつけこんで満塁のチャンスを作るも、2点を返すのが精いっぱい。得るものは何もない試合だった。