はるばる来たぜ鎌ヶ谷へ。いくらオープン戦とはいえ、1軍は日本ハムのファーム本拠地鎌ヶ谷に乗り込んで、2軍は横浜のファーム本拠地横須賀で日ハムを迎え討つ、ほかに適当な球場はなかったのかと意味不明な同日開催。あまりの遠さに昨年懲りたはずなのに、また来てしまった。しかも雨が降ることを覚悟し、カッパ持参で。どうせ駐車場は満車だろうから駅周辺のコインパーキングに入れ、ぎゅうぎゅう詰めのシャトルバスに乗って。
もはや誰もが認める球界のスター、大谷翔平が先発するとあって注目度が高く、大谷目当てに駆けつけたファンも多かったのだろう。ならば赤っ恥をかかせてやれとばかりに、横浜ファンはライトスタンドに陣取った。横浜の先発は、大谷にライバル心を燃やすルーキーの今永昇太(#21)。先週の内容が良かっただけに、今回もやってくれるだろうと期待したい。
スタメン発表時には霧雨だったが、やがて小降りに、そして時折り本降りに。我々の応援する手もかじかむような寒さではとても野球どころではなく、大谷も今永も本来の調子が出ない。打つ方ではランナーを出すも、あと一本が出ない。せっかく来たのだから、せめて試合成立まではと願っていた3回表。筒香の振り逃げで満塁とし、2アウトながら先制する絶好のチャンス。
バッターボックスにはロマック。という場面でマウンドにはシートが敷かれ、まさかの試合中断。大谷は足元を気にするふうでもなかったが、さては栗山監督の作戦か。そして呑気にチャンステーマなどを歌っていたら、いつの間にかノーゲームが宣言されていた。この間約10分。天気が好転する予報ではないし、やむを得ないがこんなに早いとは。チケットの払い戻し、シャトルバスに乗るために長蛇の列。寒さと雨の拷問か。
