スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)やまとの湯 BALI SPA 川口店(過去記事)は、全国の系列店の中でも唯一、バリリゾートをコンセプトとしていたが、事業縮小の煽りを受けてか、昨年3月に閉店した。その後、9ヶ月の時を経て、「スパロイヤル川口」として新生オープンした。南鳩ヶ谷駅より岩槻街道を南に徒歩10分。その途中にあって、同じ時期に閉店したビューティープラザオークラは更地と化していた。

スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)はっきり言うと、店舗内外は何ら変わっていなかった。バリムードのオブジェも残されていたし、入口の説明書きもほぼそのまま。あえて言うなら温泉名が、「川口やまと温泉」から「川口スパロイヤル温泉」に変更されたくらいか。BALI SPA時代の、内湯=アメルタ、露天風呂=バトゥールといったコンセプトの押し売りもいまは無い。といったわけで、あらためてスパロイヤル川口を紹介したい。

スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)まず、フロントでリストバンドを受け取る。岩盤浴利用なら赤いリストバンドで、岩盤浴セットも。応接セットが並んだロビーは相変わらずリゾートホテルのよう。畳敷きの休憩室やリラクゼーションサロンを左右に見ながら、館内を奥に進むと浴室がある。脱衣所のロッカーは好きな場所を利用。手首には2つのバンドを巻くことになる。

内湯の目玉は、温泉を使用した浸透炭酸泉。黒湯特有の油臭と、消毒のための塩素臭とが炭酸ガスのシュワシュワによって鼻をつく。ジャグジー数種類と水風呂、高温サウナが浴室内のすべて。

スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)

露天風呂にある上下2段の湯船のうち、上段は源泉かけ流し。お湯は下段へと流れていく。下段側にはテレビあり。チャンネルをめぐるトラブル防止か、露天風呂は日テレ、サウナはTBSといった具合に明記して固定。3つ並んだ壺湯のうち、1つは電気風呂。さらに寝転び湯、湯ざましのデッキ。以上。

スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)

岩盤浴は男女共用室のほか、女性専用室もある。共用室ではセラミックタイルのブース2〜3を、ゲルマニウム、麦飯石に分けており、さらに扉を隔ててもう1室。ヒマラヤ岩塩とブラックゲルマニウム鉱石が敷き詰められている。男女共用室は定員20名、女性専用室は定員10名。時間制限なし、何度でも利用できるが、休日の混雑ぶりは容易に想像できる。また、専用の休憩コーナーもあり、マッサージ機が無料で利用できるのは嬉しい。唯一難点を言えば、自販機コーナーまでわざわざ飲み物を買いに行かねばならない点か。

スパロイヤル川口(埼玉県川口市朝日)今回は食事処を利用しなかったが、アジア各国のメニューは豊富に揃えている。女性やカップルには受けがよいだろう。平日の夜とあってか、客も若年層が多かったし、バリリゾートを意識した店舗のコンセプトにもよくマッチしているように見受けられた。このたび運営会社が替わったことをきっかけに、末永く繁盛することを願ってやまない。

スパロイヤル川口
源泉/川口スパロイヤル温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/埼玉県川口市朝日3-13-27 [地図
電話/048-227-2611
交通/埼玉高速鉄道南鳩ヶ谷駅より徒歩10分
     国道122号線(岩槻街道)「末広」交差点より約550m
料金/(平日)大人850円、小人420円、幼児210円
     (休日)大人950円、小人470円、幼児230円
     ※大人は中学生以上、小人は小学生、幼児は0歳〜小学生未満
     岩盤浴は平日650円、休日750円。中学生以上。
時間/9:00〜25:00、年中無休

(追記-2025/1/16)
極楽湯の運営により「極楽湯 ロイヤル川口」としてオープンするとのこと。3月末予定。
→詳しくはこちら(PR TIMES)

スパロイヤル川口