中日×横浜(ナゴヤドーム)連休が取れたので、風呂屋めぐりと野球観戦を兼ねて名古屋遠征。初めてのナゴヤドームに鼻息荒く乗り込んだつもりが、試合前は「閑散」の二文字。外野席の一角(レフトビジター席)だけ青く染まっているものの、それ以外は客もまばらで、いきなり肩透かしを食らった感じ。出足が鈍いのは、中日のBクラス低迷に比例してなのか、それとも相手が横浜では燃える要素がないのか。順位入れ替えもありうる4位と5位の直接対決3連戦。大事な初戦を託されたのは、中日が濱田達郎、横浜が久保康友(#27)。

中日×横浜(ナゴヤドーム)濱田に対しては苦戦を強いられっぱなしだが、今回は試合開始からたった11球投げただけで突然降板。しかし、ただちに横浜優位とはいかず、緊急当番の田島に手こずる始末。チーム初安打の快音が聞かれたのは4回、グリエルの一発だった。無気力の多村と入れ替えで1軍復帰、そして即結果を出すあたり、キューバの至宝もくすんではいなかった。その後は中日中継ぎ陣を前にして、梶谷、ブランコ、柳田にも一発が飛び出し、得点を積み重ねていく。

中日×横浜(ナゴヤドーム)まさかの柳田に沸いた直後は、バルディリスがヒットで出塁。ホームラン以外でヒットを記録したのはこれが初めて、しかも9回表。梶谷がフォアボール、そして白崎と黒羽根の連続タイムリーでダメ押しの3点を奪い、レフトスタンドの興奮は収まらない。試合中盤にかけてライトスタンドもほぼいっぱいに埋まってはいたが、中日ファンは最終回の攻撃を待たずして帰宅の途に。

中日×横浜(ナゴヤドーム)前回の登板(8/19広島戦)ではだらしのない投球によって自滅した久保。その反省を活かしてか別人のような投球術を披露。ハーラートップタイの11勝目を挙げた。

さぁ、勝利の余韻にひたっている暇はない。一戦必勝でセリーグをかき回せ!