
大宮駅東口より飲食店や風俗店の客引きの波をかいくぐること徒歩4分、パークプラザ大宮は夜遊びにもビジネス利用にも便利な立地が売り。このブログではサウナ施設として取り上げるが、宿泊目的なら高い順に、ビジネスホテル、カプセルホテル、仮眠室orリクライニングシートと選択肢があるので、懐具合で選べばよい。ホームページは外部の予約ページへのリンクがメインで、サウナ施設としての詳細に乏しい。ホームページがあるだけマシか、とはサウナ業界の通例か。

ビルの1階と2階はゲームセンター。サウナの受付は4階で、エレベーターを利用。コースを選んで料金を支払い、下足箱とロッカーの鍵を交換。すぐ左側にロッカーが並んでおり、ロッカーの中にはタオルや館内着がある。浴室手前にこれらの保管用ロッカーがあるが、気を付けなければならないのは、100円玉が必要だということ(リターン式)。

ホテルの大浴場という表現がピッタリの、とくに取り柄のない浴室。サウナが好きで訪れるよりも、宿泊目的で利用する客のほうが多いだろうし。といったわけで客もまばら。忘備録替わりに写真でも撮ろうかと思ったら、浴室内にも監視カメラがある。ロッカー、通路はもちろん、あらゆる所にカメラを設置しているのだが、支配人と思しき男性はフロントの大モニターでチェックしているのだ。

バイブラ湯とジャグジーはどちらも温め。水風呂もイマイチ。となれば肝心のサウナだが、「低温サウナ」としか書いていないから、さて高温は?となるが、低温の室内より扉を隔てて向こう側にあった。客の出入りによる温度低下を止めるから、サウナ通には嬉しい造りだ。高温は100℃超(テレビあり)、低温は80℃くらい。洗い場で特筆すべきは、ナイロンタオルを積み重ねるではなく、タオル掛けにぶら下がっていること。使い終わったものを再び干している客はいないだろうが、一瞬躊躇ってしまう。

休憩室は階段を下って3階にある。リクライニングシートの並んでいるわきに、マットの仮眠室。喫煙所を兼ねたゲームコーナー、ひと昔前の喫茶店のような食事処。もちろん各所に監視カメラあり。悪いことを企んでいるわけではないのに、ついついカメラの存在が気になってしまう。安全面の配慮だと信じるべきか、大宮が物騒だと疑うべきか。オープンは昭和60年。大宮の夜を見守り続けてきた老舗店だ。
パークプラザ大宮
住所/埼玉県さいたま市大宮区仲町1-119-1 [
地図]
電話/
048-643-5811
交通/JR・東武野田線・ニューシャトル大宮駅東口より徒歩3分
料金/早朝料金:1,200円(5:00〜10:00)
サービス料金:1,400円(10:00〜17:00)
通常料金:1,600円(17:00〜24:00)
※深夜割増600円(24:00〜翌5:00)
スピードサウナ:1,030円(90分間)
時間/24時間、年中無休