横浜×中日(横浜スタジアム)ゴールデンウィーク真ん中の平日。チケットを引き換えるのに30分もかかってしまったが、満席なのはライトスタンドくらい。噂には聞いていたが、応援団のいない中日側はお通夜のよう。

初戦を制し、昨日の2戦目は雨で中止。負け越す可能性がないぶん気持ちは楽だし、初っ端から失点してもすぐさま逆転し、中盤までに着実に得点を重ねていく頼もしさ。しかし嫌な予感も脳裏をよぎる。前回観戦した巨人戦(4/2)のイニング10失点を。5点ではセイフティリードとは言えないのだ。

横浜×中日(横浜スタジアム)案の定、というべきか、加賀は一発病を発症し、3年振りの先発も勝ち投手の権利目前で降板。たちまち1点差に詰め寄られ、ベンチとブルペンを繋ぐ電話まで壊れる始末。

なんとかピンチをしのぎ、その後の7回は、依然1点リードの展開で山口俊が登板。不穏な空気が漂い、「頑張れ!山口」なんて言っているけれど、球が外れるたびに厳しい野次が飛ぶ。満塁にして降板したら、「ようやくか」と拍手が沸き起こった。大原に尻拭いを託すも、決まり手は押し出し。同点止まりだったのが救いか、直後に勝ち越すが、それもまた1点止まり。

横浜×中日(横浜スタジアム)打撃好調の梶谷は4安打4打点2盗塁の離れ業を演じ、最後の打席は勝負してもらえず。満塁となったところで中村紀洋、筒香、バルディリスの3者連続タイムリーが飛び出し、なんと5点のダメ押し。最後はルーキーにして新守護神の三上が、意気消沈の中日打線を3人でピシャリ。4時間を超える試合に終止符を打った。いまさらながら今季初のカード勝ち越し、そして3連勝。

横浜×中日(横浜スタジアム)結果として勝ったからよいけれど、相変わらずの投手陣のふがいなさ。山口にいたっては言語道断。追浜に即刻追いやるべきではないのか。加えて黒羽根の故障離脱で捕手を固定できない悲しさ。プロ初の先発マスクとなった西森は、5つの盗塁(重盗を含む)を決められ、打つ方ではとても1軍レベルと言いがたい。明後日からの9連戦を目前にして、心配の種は尽きない。