清水町浴場(熱海市清水町)熱海の清水町界隈は起雲閣芸妓見番といった観光施設はもとより、グルメシティやマックスバリュといったスーパーもあり、中心街というべき賑やかさがある。そんな一画にあるのが清水町浴場だ。町内会館ビルの1階にあり、熱海の共同浴場にしては珍しく、観光客の立ち寄りを歓迎する看板が立っていた。施設は無人なので、まずはすぐ目と鼻の先にある小川商店で入浴券を購入する。「お名前は?」と聞かれるが、これは入浴券に記入するため。「脱衣所の中にある箱に、名前が見えるようにして入れてね」とのこと。

清水町浴場(熱海市清水町)入浴券を携えて清水町浴場へ。おばちゃんに教えてもらったとおりに、脱衣所内の小箱に入れる。小川商店が閉まっているときは、備え付けの紙に名前、住所、電話番号を記入し、お金とともに料金箱に入れるという制度。不正入浴を防止するための制度だろうが、チェック体制は驚くべきほどに厳しい。脱衣所は2帖ほどの広さに鍵なしのロッカー、洗面台、扇風機があってせせこましい。

清水町浴場(熱海市清水町)小山商店のおばちゃんが「狭いけれど…」としきりに言っていたが、その言葉は本当だった。間口約1間、奥行約2間の細長い浴室。洗い場は2人分で、共同浴場では珍しくカランは最新式の混合栓。柱の関係なのか湯船には出っ張りがあるが、広さは2帖弱といったところ。山田湯は蛇口にホースをつないでいたが、清水町浴場ではパイプを使用している。源泉を出したり、水を出したりして湯温を調整する。素朴な感じで狭いならまだしも、重厚感ある造りなだけに余計な圧迫感をも感じさせる。もうひとり来たらいっぱいだし、気を遣ってしまうだろう。源泉そのものを楽しめるのは良いが、この雰囲気にして500円という入浴料をどれだけの人が納得できるのか。しかもこの1年の間に、ちゃっかり値上げしているし。住民の皆さんの管理とご好意なので、利用させてもらえるだけありがたいのだが。わりと見つけやすい場所だし、看板に惹かれて訪れる観光客も多いだろうなぁと思う。

清水町浴場
源泉/熱海温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/熱海市清水町11-5 [地図
交通/JR東海道線熱海駅より徒歩20分
     またはバス「清水町」停徒歩3分
料金/500円
時間/11:00〜21:30(金曜日・土曜日は22:00まで)
     毎月6・16・26日定休


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