コインランドリーを併設した昔ながらの和風建築。もちろん番台式で、銭湯では珍しくお兄さんが座っていた。女性客が少ない時間帯なのだろうか。テレビのない静かな脱衣所で、お兄さんは流行りのモバイルパソコンを操っていた。ちなみに脱衣所は風格ある折上格天井で、一角にはソファとテーブルの寛ぎスペースもある。あとで知ったが、富士見湯にはホームページやブログもあって、新旧がしっかり同居しているさまが面白い。
浴室には左右壁際のほか、島式で2列のカランが並んでおり、全部で37個と数は多い。奥には2帖ほどのバイブラ湯、3帖ほどのジャグジー&電気風呂(しかもガリウム温浴泉)、そして1帖半の「天然鉱物エキス」という入浴剤の湯船が並んでいる。スーパー銭湯によくあるシルキーバスのように白くにごったお湯で、「東京都保健局認可」「12種類のミネラル・カルシウム」といったことが記されていた。いずれの湯船も温度はぬるめ。
ペンキ絵は湖畔の富士山。堂々とした構図で穏やかな彩色だったが、下地が波打っているのが惜しい。しかし最近塗り替えたばかりのようだ。その様子は富士見湯のブログや中島盛夫師のお弟子さんのブログに紹介されている。人間の手作業による芸術と、それを取り上げるインターネット。新旧の同居は、今後の銭湯を支えていくキーワードと言えるだろう。
・富士見湯(神奈川県浴場組合)
・富士見湯(川崎銭湯どっと混む)
富士見湯
住所/川崎市幸区幸町4-2-3 [地図]
電話/044-522-1953
交通/JR川崎駅西口より徒歩7分、京急川崎駅中央口より徒歩9分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜23:30
7日・17日・27日定休(日曜・祝日の場合は翌日)









