RAKO華乃井ホテルRAKO華乃井ホテル

諏訪湖畔に建つRAKO華乃井ホテルは、10階建ての本館と6階建てのパレス館からなる大型ホテル。8月下旬に宿泊で利用。諏訪赤十字病院に隣接しているのが、部屋は7階だったので救急車の音などは気にならず。曇り空だったが諏訪湖を一望するロケーションはとてもよかった。部屋の広さは忘れたが、今回は家族旅行だったので大人5人+子供1人で寝るにはちょっと狭い。「ゆこゆこネット」を通じて直前に申し込んだし、なにより宿泊費が安かったのでその点は仕方がない。それでもフロントをはじめスタッフの対応が親切で申し分なし。

RAKO華乃井ホテル夕食は和食、洋食、中華で選べたらしいが、今回は和食。というよりいつも和食。パレス館に移動し、和・洋・中でそれぞれ食事会場が分かれているが、和は人気薄なのか2組だけ。畳敷きの大広間がパネルで仕切られているが、舞台つきのだだっ広い空間の真ん中に6人分のお膳が用意されていた。ご当地の食材が並ぶわけでもなく、食事はそれなりといった印象。ちなみに朝食はバイキング。

さて、肝心要の大浴場は本館4階にある。積極的に宣伝しているわけではないが、日帰り入浴も受け付けている。しかし、いくらホテルの日帰り入浴といえども、大人1,550円は高すぎだろうと思う。上諏訪駅前の観光協会で配布している「諏訪パスポート」を提示すると1回500円だが、このくらいが相場だろう。ちなみにパスポートの期限は今年いっぱい。RAKO華乃井ホテルを含む上諏訪温泉のホテル・旅館の14軒中、最大6回の利用が可能。

内風呂はガラス張りで、横長の湯船は約10帖くらいか。一部がジャグジーとバイブラ湯になっている。窓の向こうは露天風呂。これまた横長の岩風呂で、日本庭園風の植栽や燈籠がしつらえてあり、竹垣風の目隠し塀から頭を出してみれば諏訪湖を一望。だが、部屋からの眺めとたいして変わらなかった。

これだけだと典型的なホテルの大浴場という話で終わってしまうが、変り種は露天にある地酒風呂。地元の「横笛」という日本酒を使用しているのだという。浴用専用なので酒に弱い人や子供でも大丈夫とのこと。たしかに酒臭さはないし、皮膚から吸収して身体が赤く火照ったり、酔っ払ったりということもなかった。美白や保湿に効果ありとのこと。そしてもうひとつ変り種といえば薬湯。成分のためかわずかに下水臭いのが気になるが、35℃とやや低温なので水風呂代わりにちょうどいい。テレビつきの高温サウナのほか、ミストサウナも。ホテルの大浴場でサウナが2つもあること自体がめずらしい。ちなみに宿泊客は大浴場を24時間利用できる。

ほかに別途料金だが貸切露天風呂「かりんの湯」。また温水プールやジャグジーバス・水流バスなども備えており、こちらは水着着用だが宿泊客は無料で利用できる。これだけ設備が充実しているホテルもめずらしいし、子供づれは楽しめるのではないだろうか。

ところでなぜRAKOなのか。聞くのを忘れてしまった…。誰か知っている方がいたら教えてほしい。

RAKO華乃井ホテル
源泉/上諏訪温泉(単純硫黄泉)
住所/長野県諏訪市高島2-1200-3 [地図
電話/0266-54-0555
交通/JR中央本線上諏訪駅よりタクシー5分(徒歩14分)
     中央自動車道諏訪ICより7分
料金/(日帰り入浴の場合)大人1,550円、小人1,000円
時間/(日帰り入浴の場合)不明

RAKO華乃井ホテルパンフレット



7/25〜9/7までは毎日、諏訪湖上に約1,000発の花火が打ち上げられる(20:30〜20:50)。部屋からでも見えるのだが、打上会場間近の諏訪湖畔「野外ステージ」までマイクロバスを出すというので、利用させてもらった。車で5分足らずの場所なのだが。観光客のためだとはいえ毎日開催というのは素晴らしい。⇒諏訪湖の花火

諏訪湖の花火諏訪湖の花火諏訪湖の花火