湘南シーレックス×所沢西武ライオンズ今季10試合組まれていた湘南シーレックスの平塚開催試合も今日が最終戦。ここ数年は劇的な逆転勝ちなども多く、とくに去年は8勝2敗と勝率も良かったのだが、今年はここまで5勝4敗といたって平凡な成績。最終戦こそは勝ち星で締めくくりたい。

シーレックスの先発は吉原(#45)。立ち上がりに西武の4番・後藤武敏のタイムリーで1点を失うものの、たいして心配はしていなかったのだが、3回にはまたしても後藤武敏の2ラン、そして追い討ちをかける梅田の2ラン。若干名の熱狂的西武ファンを中心に、3塁側スタンドは大盛り上がり。結局、吉原はこの回限り。3回5失点とゲームをまったく作れずに降板するのは、今年の壊滅的な投手事情がよく現れている。

序盤からテンション落ちまくりだが、3回裏にはジェイジェイ(#3)の3ランが飛び出し、その後を期待させる展開に。ジェイジェイはこの日2番サードでのスタメンだったが、そもそも来季に向けてチームは彼をどうしたいのか。調べてみると2割9分とまあまあの打率だが、即戦力と期待されて入団しただけに、ほぼ年間通してシーレックスにいるようじゃ目論見外れとしか言いようがない。第2のケビン・ウィットとして楽天にでも行くか?

西武ファンバックネット裏シーレックスの応援団・湘南海坊主

中盤はまったく試合が動かず、途中からは雨が降り出してきた。5回表が終了した時点で、オフィシャルリポーターの吉岡さちこ嬢が「雨に濡れないところに移動してください」なんて言うもんだから、その時は小雨だったのに、みんなバックネット裏上段の屋根のある席に大移動。「チケットの半券は無くさないでください」ともアナウンスしていたが、そんな心配はご無用。シーレックスの淡白な攻撃の結果、着実にアウトを3つ重ねてあっさりと試合成立。

雨で一時中断激しい雨の中で8回裏には内藤のソロHRで1点差に追いつき、さらに2アウトながらランナー1・2塁のチャンス。ここで代打として一発のある高森(#62)が控えていたが、ここで試合は一時中断。どうしてこのタイミングで中断する? 高森の可能性を信じて「まだやれる!」と数人が叫ぶが、シートがかけられ試合は仕切り直し。長い中断ではなかったが、再開時に西武はどさくさに紛れてピッチャーを3番手岩崎から谷中へと交代。

ヒーローインタビューは決勝タイムリーの北川試合を決めたのはごぶさたな感もある北川(#4)だった。決勝の2点タイムリーを放ち、シーレックスが6-5で平塚での今季最終戦を白星で飾った。最後を締める山北(#27)がランナーを2人残して川村(#16)に託すという場面もあり、ヒーローインタビューではスタジアムDJのケチャップが「9回はハラハラする場面もありましたが、守っていてどうでしたか?」と、のっけから意地悪な質問。さすがに北川も言葉に詰まり、数秒間の沈黙のあと「川村さんを信じていました」。うまいコメントを考えながら、ベテラン2人を気遣うのも大変だ。

ネクストバッターズサークルの種田「平塚劇場」らしい試合で締めくくり、今季の平塚球場は6勝4敗。雨で流れたぶんの振替試合だったため、試合開催の告知がじゅうぶんではなかったのか観客は583人という寂しさ。そんなにいたのか?という気もするが、雨をしのげるバックネット裏上段にみんな固まっての応援は、いつも以上に盛り上がっていたかも。いちばんの興奮は横浜から西武に移籍した種田、西武から巨人を経て横浜に移籍した小関がそれぞれ代打で登場した場面。両チームのファンが一体となって熱い声援をおくる。そんな瞬間にささやかながらに感動し、あと3試合となったシーズンを名残惜しむ夜だった。

今季の平塚球場での戦績
3/23 ○湘南 6-2 楽天
4/04 ○湘南 4-0 巨人
4/30 ●湘南 3-5 日ハム
5/06 ○湘南 5-1 ヤクルト
5/20 ○湘南 4-3 ヤクルト
6/03 −雨天中止(西武)
6/26 ●湘南 0-2 ロッテ
7/08 ●湘南 2-7 日ハム
8/06 ●湘南 2-3 巨人
8/30 ○湘南 4-1 日ハム
9/18 −雨天中止(ロッテ)
9/20 ○湘南 6-5 西武