看板を目印にゆるやかな坂を降りていくと、温泉施設とは思えないほど瀟洒な洋館が建っている。大正末期築だというこの建物では、かつて病院を営んでいたそうだ。そして当たり前のように個人の表札が掲げられているのだが、ここが温泉施設だと唯一思わせるのは、端っこに置かれた「お湯はこちら」という小さな看板。
自販機コーナーを挟んで露天風呂はもうひとつあるのだが、こちらは現在使用していない様子。この日の女湯は内風呂ということで、内風呂と露天風呂は男女日替わり。内風呂の雰囲気はわからないが、露天風呂なら間違いなくおすすめ。通りから目立たない立地といい、洋館のレトロ感といい、そして露天風呂のロケーションといい、知る人ぞ知る「秘湯」であってほしいと思う。
函嶺
源泉/底倉温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/足柄下郡箱根町底倉558 [地図]
電話/0460-82-2017
交通/箱根登山鉄道宮ノ下駅より徒歩10分
国道1号線「宮ノ下」交差点より138号線へ。八千代橋を渡ってすぐ右側
※駐車場4台分あり
料金/大人700円、小学生以下500円
時間/10:00〜18:00、不定休
(参考)「神奈川の近代建築-横浜近代建築アーカイブクラブ-」









