溝口温泉喜楽里神奈川県内では瀬谷と相模原下九沢に展開する「湯楽の里」グループの店舗。2006年11月オープン。源泉は1,800mも掘削して湧出したというから、ご苦労な話である。

同じようにチェーン展開するスーパー銭湯業界の中でも、「湯楽の里」は和の雰囲気を基本としていて、施設そのものは大きくはないが、落ち着いた空間演出に重点を置いているような気がする。その中でも「喜楽里」は小学生以下の入館を不可にすることで、大人が楽しめるゆったりとした雰囲気を感じさせる。

いまどきは券売機方式の料金支払いが多いが、ここでは入館時にバーコードの付いたリストバンドを渡される。館内での飲食はバーコードで認識し、退館時に入浴料と一括して支払うシステム。ならば脱衣所のロッカーもバーコードで、と思うが、返却式の100円玉方式。

館内はフロントまわりからしてゆったりとしていて、そのまま奥に進むとテーブル席と座敷のある食事処。東京の大崎や五反田など5店舗のほか、関東一円のスーパー銭湯施設内にも展開する「季膳房」が出店している。飲食費で儲けようという魂胆があからさまなうえ、味はイマイチな施設が多いが、ちゃんとした飲食店とコラボレートする例は珍しく、そして好感が持てる。

フロントから左手に進んだところのホールには大型テレビがあり、さらに回り込むとマッサージ室、横になって寛げる休憩スペース、突き当りにはゲルマニウム岩盤浴のコーナーがある。ひとつひとつのコーナーにはゆとりがあり、廊下も広くてゆったり。どことなく高級感を感じさせるフロアのつくりだ。

階段を上ると浴室がある。1階のゆとりある空間構成に比べると、浴室のつくりはややこじんまりとした印象を受けるが、内湯には源泉風呂とシルクバス、そしてジャグジーがいくつか並んでいる。ただし、源泉風呂はわりと大きなサイズ。茶褐色の源泉で循環式。肌にすべすべした感触が残る。そして、高温の乾式サウナのほかに中温のヨモギ塩サウナがある。内湯で唯一難点を挙げるとするなら、ジャグジーの音がうるさいこと。空気を吸う音なのか、ガーガーという高温が室内に響き渡っている。

露天風呂は源泉利用の岩風呂となっている。上の湯と下の湯といった具合に区切られていて、掛け流しの上の湯からお湯が下の湯に流れ落ちるようになっており、そして下の湯は循環式となっている。こうして見てみると源泉掛け流しの上の湯の色は黒褐色といった色合いだが、循環することによって茶褐色に変化する様子がわかる。そのほかに寝転び湯がある。湯船のまわりにはベンチがいくつかあり、そしてごろ寝できるスペースもある。高さ3mくらいの塀に囲まれているため景色はゼロだが、植栽が多く、そもそも露天のスペース自体が広いため、のんびりと寛げる雰囲気だ。

溝口温泉 喜楽里
源泉/溝口温泉(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/川崎市高津区千年1068-1 [地図
電話/044-741-4126
交通/JR南武線武蔵新城駅より徒歩17分
   JR南武線武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線溝の口駅南口よりバス約10分
   「橘小学校」停すぐ
   国道246号線「梶ヶ谷」交差点より県道14号線(市民プラザ通り)へ。
   または県道45号線(中原街道)「千年」交差点より県道44号線。
   いずれも「橘小」交差点そば
   ※駐車場190台分あり
料金/(平日)750円
   (休日)950円
   ※ゲルマニウム岩盤浴(25分間)400円
    ※小学生以下の入館不可
時間/9:00〜24:00、年中無休

湯楽の里・喜楽里 総合案内サイト