万座温泉ホテル日進舘には9つの湯船があり、日帰り入浴の受付があるホテル本館の大浴場にはそのうち5つの湯船がある。ホテルは山小屋のような外観だが、ロビーやラウンジといった館内の雰囲気はごく普通の観光ホテルといった感じ。それに対して、大浴場の室内は古民家のような雰囲気。立派な梁が組まれていて、壁や床はすべて板張り。そのためか多少薄暗く感じるが、それも雰囲気と調和していて、温泉場に来た!という気分をよりいっそう盛り上げる。そして広い室内には「姥湯」「姥苦湯」「ささ湯」「滝湯」「真湯」の湯船があり、それぞれ泉質が違うのだという。そしてこれらの湯船はすべて木造である。万座温泉はわずかに青みがかった乳白色のにごり湯で、硫黄のにおい。湯量が豊富なので源泉掛け流し。
さて、「鉄湯」と「ラジウム湯」であるが、これらは男女日替わり。鉄湯は乳白色のお湯だが、ラジウム湯は青っぽい透明感のあるお湯。この建物のすぐ裏手には源泉の湯畑がある。草津温泉のように整備されていない湯畑だが、ガス噴出につき近づかないようにといった驚くべき注意書きがある。その周囲は岩肌が露出し、荒涼とした雰囲気だ。
といったわけで、9つの源泉が3ヶ所の雰囲気で楽しめ、しかも1,000円。そういえば日帰り入浴の受付で料金を払うとき、「初めてですか?」と聞かれたが、逆に言えばリピーターも多いということだろう。はるばる山を越え、この温泉だけを目指していく価値はある。
万座温泉ホテル日進舘
源泉/万座温泉(含硫黄−マグネシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉ほか)
住所/群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401 [地図]
電話/0279-97-3131
交通/JR吾妻線万座鹿沢口駅よりバス45分「万座プリンスホテル」停下車すぐ
長野新幹線軽井沢駅よりバス110分「万座プリンスホテル」停下車すぐ
※冬季は「万座バスターミナル」停が終点
料金/1,000円(タオルつき)
時間/10:00〜17:00









