旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

銭湯

COCOFURO たかの湯(東京都大田区仲六郷) ※2022/3/10オープン

COCOFURO たかの湯(東京都大田区仲六郷)雑色の地名は鎌倉時代までさかのぼり、宮中の雑事を担う職業に由来するという。現在は六郷地区となり、雑色の名は駅や商店街に残すのみ。その六郷も明治時代、雑色村を含む6村合併(実際は5村)によって、新たに名付けられた地名だとか。雑色駅は高架化で駅前広場はがらーんとしているが、すぐに庶民的な商店街が顔を見せる。芝信用金庫の角を曲がれば、今回お目当てのCOCOFUROたかの湯。久が原のCOCOFUROますの湯とは姉妹店で、温浴施設運営には定評のある楽久屋が引き継ぎ、改装を経て生まれ変わった。

朝湯営業を行っている銭湯は都内にちらほらあるが、ここは早朝6時より閉店までの通し営業。しかも毎日。一番風呂を楽しみたい年配客、出勤前のサラリーマンの来店が落ち着き、本来なら土曜日の10時なんて週末であっても平和な時間帯。そんな世間一般の状況は当てはまらず、店内は若い客層で賑わっていた。もちろん彼らの目的はサウナ。改装前から無料で利用できたが、ベンチの数を増やし、オートロウリュ仕様となったことで、注目が集まっているのだ。

30分おきに行われるミュージックロウリュの際には、5分前ですでに満席となってしまう。照明が赤く点灯し、軽快な音楽が流れる。と、まだこれは前置きに過ぎず、アナウンスが終わったら爆音のメロディとともに大量の水が注がれていく。この時間は西城秀樹のYMCA。そのあとは延々と送風が続くのだろうが、熱くて痛くて途中で限界。柏のすみれの岩盤浴と浴室サウナの合わせ技。どうしたら攻略できるのだろうか。

水風呂は深さがあって気持ちがいい。ととのい椅子は常にフル活用されているので、炭酸泉で休憩。ほかに電気風呂の付いたあつ湯もある。サウナを前面に打ち出すことで、近隣の銭湯とは大きく差別化。その結果、多くの話題をさらい、連日の賑わいを実現させた。運営が変わって激変するとは、まさにこのことだ。

COCOFURO たかの湯(東京都大田区仲六郷)


COCOFURO たかの湯
住所/東京都大田区仲六郷2-27-12 [地図]
電話/03-3739-2644
交通/京急雑色駅より徒歩2分
料金/大人480円、小学生180円、未就学児無料
時間/6:00〜24:00、3・5・9・11月の第3木曜日定休


隆の湯(改装前)(改装前の隆の湯。2016年撮影)

第五相模湯(東京都大田区南六郷)

第五相模湯(東京都大田区南六郷)雑色駅から水門通りをしばらく歩くと、やがて相模湯の看板が見える。黒背景にカラフルな色使いとあって、まるでスナックのような袖看板。建物は通りより奥まっているが、夜は軒下のネオンが煌びやかだ。店頭には「さがみ湯」とあるが、正式な屋号は第五相模湯。ちなみに現存するのは第一、第三、第五。ヌーランドさがみ湯(第三)とは親戚だと言う。謎なのは武蔵にありながら、なぜ相模なのか。

浴室にシャンプーやボディソープの備え付けはないが、フロントで貸してくれた。販売品のミニサイズもあるというのに、なんて親切なのだろう。湯船は浅湯と深湯ジェット、寝湯の替わり湯といたってシンプルで、壁には富士五湖がタイルで描かれている。

第五相模湯の魅力は、サウナが無料で利用できること。都内では珍しいのではなかろうか。L字型にベンチを上下2段、小さな遠赤外線ヒーターを設けており、12分計が止まっているのはご愛嬌。室内には松任谷由実が延々と流れていた。サウナマットを敷いていないので、自分のフェイスタオルを敷いてみた。なるべく汗で濡らさないように気を遣うが、バスタオル支給の代わりにサウナを有料にしてくれても全然構わない。

水風呂がないので、立ちシャワーで水を浴びる。なぜかカランの水よりも冷たい。客はまばらで、サウナを利用したのは自分ひとりだけだった。有料でお高くても利用客であふれている銭湯がある一方、無料なのに利用客がいないとはもったいない。

第五相模湯(大田浴場連合会)
第五相模湯(東京銭湯マップ)

第五相模湯
住所/東京都大田区南六郷2-7-20 [地図]
電話/03-3738-6249
交通/京急雑色駅より徒歩7分
料金/大人480円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜23:30(日曜日は9:00〜12:00の朝湯営業あり)
     毎週月曜日定休

清春湯(東京都中野区弥生町)

清春湯(東京都中野区弥生町)中野坂上から方南町支線で1駅、中野新橋で下車。通りに飲食店やコンビニなどがちらほらあるも、住みやすそうな住宅地といった印象だ。目指すは清春湯だが、それ以外で降りることはなさそう。清春湯の名はツイッターなどで時折り目にするが、昔ながらの佇まいの銭湯で、サウナを売りにしているような感じでもなく。別途300円を支払い、引っ掛け鍵とバスタオルを受け取る。

清春湯(東京都中野区弥生町)浴室もまた昔ながらの銭湯そのもので、手前に洗い場、奥に2つ並ぶのは浅湯と座湯ジェット。さらに小さな水風呂と、すりガラスの扉を開けると小さな露天風呂。女湯とにまたがって大きな富士山と白鳥の湖。これは山中湖の風景だろうか、タイルで描かれている。

サウナ室は張り替えた板がまだ真新しく、ベンチの下でヒーターがカタカタと音を立てている。温度計は90度を指しているが、数字は所詮目安だ。テレビを観ながら汗を流し、そして水風呂へ。驚くほどに冷たくて、12℃とは恐れ入った。身体を芯から冷やすなど大ベテランの成せる技で、耐えきれずさっと上がる。皮膚を冷やして粗熱を取っただけに過ぎず、すぐさま身体の内側からぽかぽかしてくる。休憩などする場所もないので、再びサウナ室へ。熱さがぐっと沁み入ってくる。

清春湯
住所/東京都中野区弥生町2-1-9 [地図]
電話/03-3373-0440
交通/東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅より徒歩7分
料金/大人480円、中人180円、小人80円
     サウナは別途300円
時間/15:30〜26:00、不定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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