旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

箱根元箱根温泉

ホテルラクーン(箱根町元箱根)

ホテルラクーン(箱根町元箱根)元箱根港の賑やかな集落をあとにして芦之湯へと向かう道中には、一の湯など小さな宿が点在するが、ホテルラクーンもその1つ。

フロントで入浴料を支払い、地下1階の浴室へ。浴室は湯船1つ。バシャバシャと噴き出すようにしてお湯が注がれており、その音はうるさいし、室内は湯気が立ち込めている。かすかに硫化水素臭が漂う。

ホテルラクーン(箱根町元箱根)露天風呂は随分と浅く、お湯も温めだから夏は半身浴にちょうどよい。しかし、冬は寒くてたまらない。間口こそ狭いが、真正面には木立の眺め。手すりがつくづく惜しい。一部に屋根がかかり、骨組みは斜め(三角形)に設けているのだが、塩ビの波板は骨組みに合わせて斜めに切るわけでもなく、ただ留めているだけ。折しもこの日は風が強く、バタンバタンと大きな立てているものだから落ち着いて入っていられなかった。

ロビーにはベンチしかなく、日帰り客が休むスペースはない。長所といえば日帰り入浴を20時まで受け付けていることか。これは箱根において意外と貴重だったりするのだが。ホームページを見ても宿泊料金は掲載されていないが、きっとリーズナブルなのであろう。

ホテルラクーン(HOTEL Ra Kuun)
源泉/元箱根温泉(単純硫黄泉)
     ※元箱根44号に水道水を混合した蒸気造成泉
住所/足柄下郡箱根町元箱根103 [地図
電話/0460-83-6244
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅よりバス約30分「二子茶屋」停下車
料金/1,200円
時間/8:00〜20:00

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)

箱根町元箱根といえば芦ノ湖南東の元箱根港一帯を思い浮かべるが、住所で言えば芦ノ湖東西の広い地域。そのため芦ノ湖北岸では「湖尻」もしくは「桃源台」と言ったりするが、これは正式な住所ではないため当然カーナビでは検索できない。箱根高原ホテルもパンフレットの記載は湖尻(ホームページでは元箱根)で、敷地は仙石原と隣接する。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)県道75号線より分かれ、森の中を走ること約400m。箱根高原ホテルはその名の通り、高原リゾートの雰囲気漂うロケーションにある。半世紀の歴史を持ち、会議室や体育館を備えていることから、研修合宿や修学旅行といった団体利用を得意としているようだ。一方では「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(もてなし部門)にもランクインしているから、リーズナブルに泊まりたい方には良いだろう。

チェックイン前後の昼間の時間帯には日帰り入浴も受け付けており、ホームページやパンフレットで200円割り引き。さらには400円割り引きとなる回数券も販売している。ホテルの建物は5階建で、フロントは3階、大浴場は1階にある。男湯は「金時湯」、女湯は「乙女湯」。パンフレットの写真ではそれぞれ湯船1つだが、今年初めに改修工事を行い、もう1つ湯船が増えた(フロントの改修も同時期に行われた)。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)

箱根高原ホテルでは自家源泉を2本所有しており、以前は大浴場(内風呂)と露天風呂で使い分けていたが、これを機に大浴場で2つの源泉を楽しめるようになった。もとからある大きな湯船は元箱根26号泉、新設された小さな湯船は元箱根47号泉。この2つは泉質も違えば(個性を実感することはできなかったが)、泉温も違う。方や適温だが、もう一方はかなり温め。窓は明かり取りのためにあり、景色はまったく望めない。

箱根高原ホテル(箱根町元箱根)露天風呂は離れた場所にあるため、着替えてから移動する。こちらにはカランこそ設けているものの、石鹸などは一切置いていない。岩風呂1つで、手入れされた植栽とその向こうに木立ちを眺める。うとうとしてしまうような温めの湯加減で、長湯にはもってこい。

日帰り入浴客は、2階の「湯上りサロン」を休憩場所として利用できる。畳の間にテレビあり。隣接して屋外には足湯も設けている。それでこの料金設定、しかも割り引きありとは、なんと良心的な施設だろうか。

箱根高原ホテル
源泉/元箱根温泉
     元箱根26号:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
     元箱根47号:単純温泉
住所/足柄下郡箱根町元箱根164 [地図
電話/0460-84-8595
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅よりバス約40分「白百合台」停徒歩5分
     国道138号線「仙石原」交差点より県道75号線経由で約5.6km
料金/大人900円、子供500円 ※フェイスタオルつき
時間/11:00〜16:00

ホテル箱根アカデミー(箱根町湖尻)

ホテル箱根アカデミー(足柄下郡箱根町湖尻)箱根のホテルや旅館では日中の時間に限り、日帰り入浴として開放している施設が多いが、その中でも入浴料金が1,000円を切ればリーズナブルという感じ。今回ご紹介するホテル箱根アカデミーは まで受け付けているとあって利用しやすい部類と言える。ロープウェイと海賊船の桃源台港のそばに建つホテルで、外観から察するに高級感よりもむしろレジャー向き。ホームページをチェックすると、研修や合宿、修学旅行の受け入れを積極的に行っているようで、なるほどそれで「アカデミー」なのかと納得した次第。それでもフロントの対応はさすがホテルといった感じで、浴室まできちんと案内してくれた。本館、東館、西館、温泉棟とやや複雑な配置をしており、帰りは案の定迷ってしまったが。

ホテル箱根アカデミー(足柄下郡箱根町湖尻)浴室には8帖ほどの内風呂、扇形のジャグジー風呂、そして小さいながらもドライサウナを設けている。露天風呂側に大きく窓をとっているが、湯気で曇ってしまっているのが残念。昼間は明るくゆったりとお湯に浸かることができる。肝心の泉質はというと、無色透明で加水、加温、循環ろ過、塩素消毒とひと通りの処理をなしているせいもあって、あまり特徴は感じられない。「木立ちの湯」を売りにしているだけあって、ロケーションで勝負といったところか。洗い場は個別に仕切りを設けており、団体が一度に利用した場合だと数が足りるのかなぁという気もするが、いまどきの修学旅行生は大浴場を利用しないのかもしれない。

ホテル箱根アカデミー(足柄下郡箱根町湖尻)露天風呂は石を積み上げた湯船の向こうに手入れした植栽、さらに雑木林が広がっていて、実際以上に奥行が感じられるように工夫されている。「木立ちの湯」とはよく言ったもので、静かにのんびりとお湯を楽しみたい方にはよいだろう。ゆるやかに傾斜がついた石の高さによって半身浴をするのもよい。

「ホテル箱根アカデミー」についてインターネットで検索すると、宿泊予約サイトでの紹介ばかりで、いずれもリーズナブルな料金をPRしている。単純に宿泊費だけを比較検討するのではなく、立地や交通手段、温泉、料理などを総合的に判断される方がほとんどだと思うが、その中でも温泉については参考にしていただければありがたい。

ホテル箱根アカデミー
源泉/元箱根温泉
   (姥子山越旭温泉:カルシウム・ナトリウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉)
住所/足柄下郡箱根町湖尻160 [地図
電話/0460-84-7811
交通/箱根登山鉄道箱根湯本駅よりバス34分
     「桃源台」または「湖尻」停徒歩4分
     国道138号線仙石原より県道75号線。桃源台港そば
料金/大人850円、小人400円(小学生)
時間/13:00〜17:00受付終了、不定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
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