ゆのつぼ温泉
源泉/湯ノ坪温泉(単純温泉)
住所/大分県由布市湯布院町川上 [地図]
電話/0977-84-3111(由布市商工観光課)
交通/JR久大本線由布院駅より徒歩11分
料金/200円
時間/10:00〜18:00(地元住民は22:00まで)、年中無休
・由布院温泉観光協会(観光情報に立ち寄り湯情報あり)
・由布市観光情報-温泉編-(由布市役所)
−由布院温泉について−
テレビ東京系「出没!アド街ック天国」“今行きたい旬の温泉”(2006年12月16日放送)では堂々の第1位に輝いた由布院。年間約400万人が訪れるという。とくに若い世代や女性に人気があるのは言わずもがな。観光地としてのイメージがすっかり出来上がってしまっているが、実は温泉地してもすごいところだった。日本温泉協会の統計によると、由布院温泉の総湧出量は毎分43,177リットルで、別府に次いで全国第2位。源泉数は853でこちらも別府に次いで全国第2位。いずれも別府には倍以上の差があるものの、温泉資源には恵まれているのだ。「温泉統計ベスト10」(『温泉』通巻816号、日本温泉協会、2008年⇒別府市ウェブサイト「温泉データ」より)
観光地由布院の礎を築いたのは「亀の井ホテル」の創業者・油屋熊八であった。1911年(明治44)に別府で旅館業を創めた油屋は「地獄めぐり」や「遊覧バス」を手掛ける一方、別府に滞在した文人たちを由布院や久住高原へ案内するなど、九州の広域観光圏の確立に尽力した(⇒参考:長湯温泉大丸旅館)。油屋は1921年(大正10)に文人たちを招待するため、金鱗湖のほとりに別荘を建てた。それがいまの亀の井別荘である。歴史は下って昭和40年代、女性が1人でも寛げるようにと新しい温泉リゾート地を目指した。いまでは日本を代表する人気の温泉地といえる。
(参考)
・「観光地別府の未来を描いた男−油屋熊八」(あっと九州)