旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

湯河原温泉

ゆ処こでん(湯河原町宮上) ※廃業

ゆ処こでん(湯河原町宮上)湯河原温泉街の手前のほうにある温泉施設で、温泉街へといたる道沿いにある。わりとこじんまりとした建物で、しかも通りから奥まって建っているので、看板に気づかないと通り過ぎてしまうかも。現地の看板でも、またホームページでも宣伝しているとおり、食事や宿泊も行っており、日帰り入浴は宿泊客が利用する前の時間帯に限られる。

脱衣所は100円ロッカー(返却式ではない)と脱衣籠だが、貴重品があればフロントでも預かってくれる。浴室は偶数日・奇数日の日替わりで男女が入れ替わるらしく、訪れた日は男湯が内湯のみ。女湯は露天風呂つきだった。クチコミ評価するサイトをチェックすると、露天風呂がない代わりに「ステンドグラス風呂」というのが地下にあったらしいのだが、その存在にはまったく気づかなかった。脱衣所から出入するらしい。もっと目立つようにちゃんと書いてくれないと…。

さて、この日の内風呂は本格的な岩風呂で、大小2つの湯船がある。大きいほうはまぁまぁのゆったり感。ならば小さいほうの湯船は温度を変えるとか、ジャグジーをつけるとか何かしらの相違点をつくったら良いのではと思う。源泉は無色透明で循環式、若干の塩素臭が残念だが仕方がない。窓の数が多くないのでちょっと薄暗くも感じるが、落ち着きがあるとも言えるわけで。ちなみに窓の外には石灯籠と若干の植栽のみ。料金的に消化不良は否めず、次に訪れるときは露天風呂のある日にしたい。

風呂上りは畳敷きの広間を利用。自販機もあり自由に寛ぐことができる。壁に貼ってあるチラシを見ると、立川志らく一門を招いての寄席をときおり開催しているようだ。もちろん追加料金は発生するのだが、これも企業努力と差別化だろうなぁ。いずれにせよ湯河原温泉で気軽に日帰り入浴できるところは意外と少ない。よって当然候補のひとつになると思うが、温泉施設としては平均点だろうなぁ。

ゆ処こでん
源泉/湯河原温泉(ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/足柄下郡湯河原町宮上450-2 [地図
電話/0465-62-3837
交通/JR東海道線湯河原駅バス約10分「病院入口」停そば
料金/大人1,000円、子供500円
     貸切風呂40分1,000円(延長10分ごと200円)
時間/10:00〜18:00、毎週火曜日定休

(追記-2011/4/20)
昨年廃業したようです。

おあしす(湯河原町土肥)

おあしす湯河原駅近くにある「おあしす」は、玄米菜食や半断食などの宿泊コースで差別化を図る温泉施設。アロマオイルなどを利用した各種トリートメント、岩盤浴なども行っている。ホームページによると、『心と身体のおあしす』となる施設を目指し、平成15年にオープンしたのだという。

駅前の住宅街にあり、温泉銭湯の「城堀湯」(→記事)にもほど近い。3階建のビルの塔屋に大きな看板を、通りに面して長のれんを出している。日帰り客と宿泊客のどちらが多いのかわからないが、場所的に目立つわけではないので、知る人だけが訪れるといった感じか。

おあしす浴室平日の昼間だからか先客はおらず、脱衣所も浴室も節電していて真っ暗だった。「先客はおらず」と書いたが、床の乾き具合からしてまだ誰も訪れていなかったのであろう。棚にカゴを備えただけの狭い脱衣所だが、浴室も3帖ほどの狭さだった。カランこそ2つあるが、湯船は明らかに1人用。親子ならまだしも、他人との入浴は気を遣いあうことだろう。石造りの湯船で、ふちには「大沢くずれ」という天然石、浴槽内部にまだらに見えるのは「伊豆石」であるらしい。

この施設が素晴らしいのは、加水・加温・循環ろ過・塩素消毒のいずれをも一切行わない、天然のままの温泉が楽しめることだ。こうした施設は湯河原だとほかに「ままねの湯」(→記事)があるが、あちらはものすごい熱湯で有名。おあしすはちょっと熱めの掛け流し。身体の内部からじんわりと温まる。

ただ、浴室の中で出たり入ったりを繰り返すのも限界がある。窓を開けても隣の家が見えるだけ。さすがに長風呂できるもんじゃない。そうするとこの入浴料はちょっと高いかも。もちろん「おあしす」のコンセプトは十分に納得できるのだが。

おあしす
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/足柄下郡湯河原町土肥1-13-3 [地図
電話/0465-62-5334
交通/JR東海道線湯河原駅より徒歩4分
料金/800円(2時間まで)
時間/13:00〜20:00

ゆとろ嵯峨沢の湯(湯河原町吉浜)

ゆとろ嵯峨沢の湯「ゆとろ嵯峨沢の湯」は湯河原温泉ということになっているが、温泉街とは遠く離れ、駅からも遠く離れた場所にある。湯河原と真鶴両駅のほぼ中間で、東海道線のトンネルの真上。町のところどころに看板はあるのだが、いずれも小さくて見過ごしてしまうし、なにより道順を示した看板ではないので正直役には立たない。有料老人ホーム「ゆうゆうの里」に隣接しているので、カーナビに表示が出なかったら、そちらを目印に。真鶴駅からだと駅裏の旧135号線から幕山を目指してゆるい山道を上って行くのだが、白沼田バス停を過ぎたら左折。この曲がり角を間違えたらたどり着けない。

門をくぐると正面に食事処の建物、右手に入浴施設の建物がある。日帰り温泉施設というより旅館のようなつくり。下足箱は50円の返却式。50円というのがなんともハンパな気もするが。下足箱の上には数々の有名人のサイン色紙が掲げられている。「こちょうの湯」と「ささはなの湯」は日替わりで、訪れた日は男湯が「こちょうの湯」だった。パンフレットを見る限り、湯船の種類に若干の違いはあるものの、岩風呂をメインとしたコンセプトは変わらない気がする。

平日の真っ昼間だというのにおじさんたちを中心に、10人ほどの客が入っており、6つくらいしかないカランはいっぱいに。内風呂は立派なヒノキ材でつくった湯船。大きくとったガラス越しに露天風呂の様子を眺めることができる。人間の行動パターンというかタイミングは重なるもので、カランの客がそのまま内風呂に流れてくるものだから、狭苦しくて仕方がない。湯船はなぜか5角形だったりするので余計に。

露天風呂の入口にはジャバジャバーっという轟音で流れ落ちる滝。背丈ほどあるかどうかの高さだが、これはシャワー代わりに使ってくれということなのか。源泉は循環式なのでどうでもいいことだが。その奥には打たせ湯が2つ。スーパー銭湯みたいに勢いが激しくはないので、こちらには絶えず人がいた。そして露天風呂のメインは岩風呂である。

東海道線のトンネルの真上ということは、この施設自体が小高い山のてっぺんにあるということ。岩風呂は山の斜面に面してつくられている。お湯に肩までつかりながらだと相模湾を真正面に望み、湯船の縁に腰掛けて半身浴なら海岸沿いの集落までを望む。この立地ならではの眺望だ。岩風呂の片隅には洞窟風呂(もちろん自然の洞窟ではない)があり、内部は約3帖ほどの空間。薄暗い中で瞑想するのも良い。それにしてはジャバジャバとうるさいのだが。

休憩室に向かう廊下には飲泉コーナーがある。神奈川県で初めて許認可を受けたという。源泉は45.2℃なので、温いお湯を飲んでいる感じ。しかも廊下で飲むというのが落ち着かない。休憩室はホールにある小上がりの座敷とベンチ、そして畳敷きの広間がある。ほかに個室の有料休憩室、鉄板焼コーナー、2階にはレストランがある。自由に休憩できるスペースはやけに充実していているが、開放感がありすぎて客が少ないとがらーんとした感じがする。

ゆとろ嵯峨沢の湯
源泉/湯河原温泉(源泉名:嵯峨沢の湯、単純温泉)
住所/足柄下郡湯河原町吉浜1191 [地図]
電話/0465-62-2688
交通/JR東海道線湯河原駅よりバス約6分、真鶴駅よりバス約9分
     いずれも「ゆうゆうの里前」停徒歩1分
     国道135号線「吉浜」交差点より幕山公園通りへ。農協を右折、吉浜小より北へ。
     ※駐車場60台分あり
料金/大人1,050円、小学生以下500円
     ホームページ掲載の地図を印刷して持参すると10%割り引き
時間/9:30〜23:00
     毎週木曜日定休(祝日の場合は営業)、2・3・8月は無休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
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神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
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